『ヘリテージマネジメント』という本を読んで、目から鱗が落ちました。
夏が終わりますね。
年々、暑すぎる夏が苦手になってきて、ブログを書くのも億劫になります。だから夏の間はブログはお休みしてました。
冬は寒くて辛いので、最近は、夏になる前の梅雨時が一番好きだったりします。実に不思議です。
それはさておき、大好きなバスケットボールのワールドカップも終わってしまい、仕事に頑張る季節が到来しました。
現在、たくさんの仕事を抱えていて、バタバタしていますが、前回も書いたように、流鉄およびその周辺地域の研究はライフワークとして、細く長く取り組んでゆくことにしました。
この夏は、割と多くの本を読みましたが、
松本茂章編著『ヘリテージマネジメント』(学芸出版社、2022)
に一番刺激を受けたかな。
サブタイトルが「地域を変える文化遺産の活かし方」で、まちづくりやエリアリノベーションと、文化遺産の継承は別物と考えていた自分の浅はかさに気づかされ、目から鱗が落ちました。
ヘリテージマネジメントという言葉だけは、けっこう昔から聞いていましたが、海外の事例ばかりでした。
それが、やっと、日本各地でも事例が出てきて、日本初のヘリテージマネジメントの教科書が昨年出版されたというわけです。
あまりに身近すぎて、気がつかずにいたのですが、流鉄およびその周辺の景観まで含めて、立派な文化遺産なのです。
前回紹介した流山駅におけるmachiminの活動も、ヘリテージマネジメントだと思います。
いままで、地域史や産業遺産や建築まちづくりについて、個別に趣味的に勉強してきたけれど、東葛地域に戻ってきて、流鉄と再会したことで、一気にそれらが一つのテーマとして、目の前に立ち上がってきたような気がしています。
もう少し勉強を進めて、近い将来、それらをまとめて、発表する機会を持ちたいと考えています。
このブログでも、少しずつ、発表したいと思います。
今日の音楽は細野晴臣の「僕は一寸・夏編」です。
夏の終わりにぴったりな曲で、アルバム「hochono house」で、一番好きな曲です。
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