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2022年2月

2022年2月 6日 (日)

那須高原の「きつねまちとしょかんへ、ようこそ」

前回のエントリで取り上げた『手づくりのアジール』を含めて、たくさんの本を読んで、勉強していると、それまでとは違う考え方がいろいろ生まれてきます。

その中から那須高原に作った山小屋オオコバコを私設図書館として地域の人に無料で開放するというアイデアが生まれてきました。

直接的には『手づくりのアジール』を書いた青木真兵さんが奥さんの海青子さんと二人で、奈良県東吉野村で運営している私設図書館ルチャリブロに刺激されたのですが、思えば、ずっと前からこの道が用意されていたような気もします。

自分の本を無料で読んでもらうために、私設図書館として、公開する。光熱費も、その他何もかも自分もち。

そんなおかしな空間を作ることが、時々、脳裏をよぎったのです。

けれども、市場経済のルールから逸脱した、非常識な行動だということは、よく分かっているので、そこから逃れるために、古本屋を目指したり、ブックマンションを考えたり、いろいろもがいてみました。

でもね。「わかっちゃいるけどやめられねぇ」んです。

そして、いまから振り返ってみれば、山小屋オオコバコは、延べ人数500人は軽く超える人々の無償奉仕で出来た、市場経済のルールから大きく逸脱した空間なんです。

それなのに、肝心のボクが市場経済の常識にとらわれて、自分を見失ってどうする。

手伝ってくれた人の中には、すでに他界した人、連絡先も分からない人が大勢います。だから、その人たちにお返しすることは不可能になりました。けれども、バトンを繋ぐように、次の世代にお返しすることが、この建物の存在意義なのだと、内田樹『ぼくの住まい論』(新潮社)を読んで、腑に落ちました。

 

ワケも分からず、勢いだけで作ってしまった山小屋をどうやって活用したらいいのか。

関東の北のはずれで、車で片道三時間かかる町には、一人の友人もない状態で、持て余したこともありました。

けれども、那須ブックセンターという本屋ができて、店長の谷さんを中心に、町の人たちが目覚め始めて、沢山の出会いがあり、自分の居場所が見つかりました。

那須ブックセンターは昨年末で閉店したけど、こんどは自分が町に対して、お返しする立場だと感じています。

山小屋の建設に協力してくれた人、那須ブックセンターを通じて知り合った町の人たち、そんな沢山の人たちに「きつねまちとしょかん」という形で、恩返しできれば、幸せです。

開館は今年の夏。これから準備が始まります。詳細はこれから随時、報告してゆきます。

取り急ぎ、ロゴだけ作ったので、公開します。

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「わかっちゃいるけどやめられねぇ」気分の今夜は、どことなく、切なさが漂うこの曲で。

SAKE ROCKフィーチャリング中納良恵で「スーダラ節」

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