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2020年7月18日 (土)

「町のフツウの本屋」が、未来の読書家や、本屋を愛する人を育てるんです。きっと。

昨年から那須ブックセンターを応援する仲間たちの会合に出席するようになって、町のフツウの本屋が気になり始めています。

5~6年前、ブック・コーディネーター内沼晋太郎さんという方の著書が気に入って、熱心に読んでいた時期があったけど、自分で本屋を開業するほどの、財力も気力もなく、本屋への興味は続きませんでした。

ところが、那須ブックセンターの谷店長から話を聞いたり、晶文社60周年フェアのお手伝いをしているうちに、町のフツウの本屋を応援する仕事は、自分のミッションのような気がしてきました。

極めつけは福岡のブックスキューブリック店長大井実さんが書いた『ローカルブックストアである』(晶文社)という本です。

Photo_20200718102101

大井さんは言います。

本屋というのは文化的なインフラのようなものだ。町に絶対になければならないものだと思っている。そんな草の根的なインフラを維持するための重要な拠点だ。

『ローカルブックストアである』や、千野帽子さんの『人はなぜ物語を求めるのか』 (ちくまプリマー新書)でも紹介されていた、フランクルの名著『夜と霧』にこんな言葉がありました。

「私たちが人生に何を期待するかではなく、むしろ人生が私たちに何を期待しているのかが問題だ」

地域おこしのような活動に興味があって、郷土史の発掘を始めとして、長い間いろいろな形で取り組んできたけど、自分の思うような結果がでなくて、ちょっと諦めかけていました。

けれども、フランクルの言葉を知って、心の向きを180度転換することが必要だと分かりました。

自分がやりたいことをやろうと、周囲の人たちの協力に期待して、上手くいかず、裏切られた気分になって、落ち込んでいるより、天から与えられた自分のミッションを知り、一心不乱に、愚直に、自分の信じる道を行くことで、希望を持って生きられる。

何でも揃う大型書店があり、そこになくても図書館やインターネットで本が手に入る現在、町のフツウの本屋の存在意義ってないよね、なんて思っていた自分は浅はかでした。

そして、この30年あまり、大塚駅前の田村書店、新松戸の泉書房などなど、好きだった「町のフツウの本屋」が消滅するのを、指をくわえて眺めていた自分に、モーレツに腹が立ちます。

20代から30代前半まで、商店の経営診断の勉強をしていた時期があります。そのときに、「町のフツウの本屋」が視野に入っていれば、いまとは違う人生を歩んでいたかもしれないと、後悔しています。

大都市によくある、すかしたセレクト系書店ではない、小さな子どもが小銭を握りしめて「コロコロコミック」を買いにくるような「町のフツウの本屋」こそが町の文化装置になるという確信が出来ました。

「町のフツウの本屋」が、未来の読書家や、本屋を愛する人を育てるんです。きっと。

今日は朝から、SAKE ROCKと中納良恵で「スーダラ節」

 

 

 

 

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