細野晴臣「僕は一寸 夏編」やばい。何度も聞いているうちに、泣きそうになってきた。
細野晴臣の最新アルバム「Hochono House」から、原曲と歌詞を変えた、「僕は一寸 夏編」が、すごくいいんです。
1973年と2019年の社会情勢の変化、20代から70代へと年齢を重ねた細野さんの変化を感じて。
原曲も好きだったけど、「夏編」は歌詞を変えて、もっとよくなりました。
1973年バージョンは「日の出る国の明日のことでも」だったのが、2019年は「日が沈む国に明日もくるはず」になって、
グローバル資本主義に席巻され、商店街はシャッター街になって、労働環境はドンドン悪化して、コロナ禍で疲れ切った、いまの気分にぴったりと寄り添って。
そんな、いまの気分を象徴しているような本を読んでるからなのかな。
田崎 基『令和日本の敗戦 ─虚構の経済と蹂躙の政治を暴く』筑摩書房
やばい。何度も聞いているうちに、泣きそうになってきた。
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