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2017年12月17日 (日)

特に沁みたのが「伝統を生かしつつ「現代を」少し付け加えるという作業」という部分。

音楽家の細野晴臣さんに、インタビューした「仕事力」という朝日新聞4週連載記事がすごく良くって、
長いけど、一部を紹介しちゃいます。

 それは言わば古典落語に似ている。伝統を生かしつつ「現代を」少し付け加えるという作業をやらないと、老若男女に喜んでもらえない。
(中略)
 僕は、今の時代がなかなか息苦しい要因として、「あなたはどう考えるか」「あなたは何を選ぶか」といった
自分の意思を絶え間なく問われる現状があると思う。
やりたい仕事は自分で決めようと言われるし、広告や雑誌などはターゲットをとことん細分化して自分に迫ってくる気がします。
いつも、どんな時でも、もっと言えば音楽の趣味も「あなたは何が好きか」と個人の答えを強いられていませんか。
 これでは、地域や家族といった社会的な価値観から切り離され、個人が点としか存在できなくなる。
それは豊かに生きるための財産を受け取らないいうことで、まさに、僕がオリジナル曲の創作にあえいでいた若い時に近い。でも気付けると思います。
既にある伝統って、みんなが長い年月を掛けて作り上げてきたものだから、あらゆる英知が蓄えられていると。
それを学び把握してから、自分のありようを決めてもいいんじゃないですか。

1970年にオリジナルの日本語ロックを作った人が、とうとうこういう境地に達したのかと、とても興味深く読みました。
「ホソノバ」に始まる3枚のボーカルアルバムが、オリジナル曲は減って、細野さん楽してるんじゃないのかと思って、
最初は物足りなく感じたのに、聴けば行くほど、気に入ってしまい、帰りの電車の中で毎日聴くのが、最近の習慣になってます。
ただ、この記事を読むまでは、何でこころ惹かれるのか、分かりませんでした。

特に沁みたのが「伝統を生かしつつ「現代を」少し付け加えるという作業」という部分。
3.11以降、ぼくも同じ事を、それまで以上に強く意識するようになりました。
そして、音楽はもちろんのこと、あらゆる分野に通底する、大切なコトを、細野さんが教えてくれてます。
誰よりもオリジナルにトコトンこだわってきた人の言葉だから、つよい説得力があります。
これは当然、ぼくの主要な関心分野である住まいや町についても同じ事が言えるでしょう。
訳あって、長い年月かけて、住み手にとって、一番気持ちのいい日本の住居や町の形が、出来てきたわけですから。
そして、「懐かしき未來」という言葉にたくした、思いもまさにそれで。
何か、ひとつ、目から鱗が落ちたような、気がしています。

そんな意味では、最近読んで面白かった本がいくつかあるので、まとめて紹介します。


この本で紹介されている伊東豊雄さん設計の懐かしい未来の家には、どっきりしました。
伊東豊雄さんって、国立競技場のコンペで、隈研吾さんに負けた人程度の認識しかなかったので、東京の町にこだわってきた伊藤さんが、こういう田舎家のような家を設計し、地方の仕事を重視することに、心惹かれます。

さらにアメリカ人建築家が、京都の工務店で修行して、書いた日本建築論。

知っているようで、実は全然分かっていない、日本の住まい。
西岡常一さんのような、宮大工の技云々といった深い話も面白いけど、もっと庶民的な「日本のいえ」の話は、知っているようで、みんな知らない。
ハウスメーカー住宅が、日本の住宅地の形を変えつつある今、こんな本を糸口に、日本のいえを見直すのも、面白いと思います。

最近の細野作品を聴いて、このアルバムを思い出しました。初めて買ったライ・クーダーのアルバムで、当時高校生のぼくにはキツかった。

久しぶりにレコード棚から取り出して、聴いてみたい。

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