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2017年11月18日 (土)

電子機器とちがって、絵本は大人が橋をかけてあげないと、子どもの中に入っていけない。だけど、というか、だからこそと言うべきか、自発的に絵本と子どもの間に「橋をかけること」、その行為がカギになる。「橋をかけること」が未来を開くと言うべきかな。

久しぶりに風邪をひいてしまったらしく、咳も鼻水も止まらない。
検温してないけど、熱も普段より高そうだ。
高血圧症になってから医者から絶対に風邪をひくなと、強く注意されていたので、この5年ほど風邪をひかないようにしていたから、何となく新鮮な気分。
体は少し重いけど、普段低体温で苦しんでいるので、意外と風邪も悪くなくて。
頭はいつもよりクリアで、ブログを書く気分になってるのも不思議だけど、面白い。

日頃、オーバーワークだから、神様が休めって、言ってるのかもな。
そんな感じで、今日はブログを書く気満々なのですが、
それもNHKのドラマ「この声をきみに」 が気に入ってしまったからかもしれません。
数学研究者が朗読教室に参加するという地味な設定が、興味津々です。

お陰でこのところ「絵本」と「朗読」がマイブームになりつつあります。

「紙の絵本を、自分で声に出して読む」

子どもでも、おしゃべりするスマホを操る時代に、なんと悠長なことを言ってるんだろうって、
自分でも感心するくらい、時代遅れなことに感動している。

「子どもに本を読んでやるとき、その声を通して、物語といっしょに、さまざまなよいものが、子どもの心に流れ込みます」
児童文学研究者松岡享子さんの『えほんのせかい こどものせかい』を読むと、スマホに育てられた子どもたちと、両親に読み聞かせされて育った子どもたちと、大人になって大きな差になって、現れてくるような予感がある。

電子機器とちがって、絵本は大人が橋をかけてあげないと、子どもの中に入っていけない。だけど、というか、だからこそと言うべきか、自発的に絵本と子どもの間に「橋をかけること」、その行為がカギになる。「橋をかけること」が未来を開くと言うべきかな。

茨木のりこの詩集なんて、仕事の帰り、疲れ切ってひとり夜道をトボトボ歩いている時、無性に音読したくなる。そんな時はスマホの出番。読書装置は、多種多様がいい。
そして、それだけで、自殺したくなるような辛い状況だって、乗り切れるような気がする。

11月10日の朝日新聞「天声人語」にこんな記事があった。

明治期の列車のなかは、けっこうにぎやかだったのかもしれない。人々が音読をする声で。汽車に乗れば必ず二人か三人の少年が「雑誌を手にして、物識(ものし)り貌(がお)に之(これ)を朗誦(ろうしょう)するを見る」。そんな記述が当時の教育雑誌にある▼列車だけでなく待合室でも。大人も子どもも。音読の光景は特異ログイン前の続きなことではなかったと、永嶺重敏著『雑誌と読者の近代』にある。

もしかすると、未来は音読の価値が見直されて、音読がもっと一般的になっているかもしれない。
ついつい、そんな夢をみてしまいます。

今日のBGMは、聴けば聴くほど好きになってきた矢野顕子と上原ひろみの共演アルバム『Get together』をダイジェストで。

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