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2017年4月 5日 (水)

職人というのは、職業というよりは、「生き方」なのではないかと思えてきます。

先週末に那須に行って、何人かの人に会い、刺激を受けて帰ってきた。

今週は一回だけ読んで、ほったらかしにしておいた永六輔『職人』を、じっくり、ゆっくりと、読んで、本日読了した。

ものすごく、いい本だと、やっと今知った。
サラリーマン社会にどっぷり首まで使って、職人気質を忘れたのではなく、最初から知らない日本人全員の必読書にしてもいいくらい。
かつては、こんな日本人が、日本中どこにでもいた。ぼくの生まれた村でも、育った町でも。

職人というのは、職業というよりは、「生き方」なのではないかと思えてきます。
職業は途中でやめることができますが、生き方は途中でやめるというもんじゃありません。体力が落ちて、現場がつとまらなくたって、睨みをきかせることはできます。

珠玉の言葉のひとつひとつが、天から舞い降りて、サラリーマン社会でぱさぱさになった僕の心に、希望の灯をともす。
そして、この本の白眉がこの部分。

いま使い捨ての道具がおおはやりですね。
たしかに便利です。
でも、そういう便利さとのひきかえに、ほんとに手づくりでなければできなかった仕事をしていく人がいなくなっちゃお終いなんだから、いなくなるまえに、その人たちを守らなければいけない。
守るためには、その人たちの品物を買わなくちゃいけないんです。
別に高く買う必要はないけれども、その人たちがやってきた仕事に対しての正しい報酬を払う。
そして、それを身につけ、生活に使う。
僕はそれがほんとうの豊かさだと思うんです。

永さんは、その言葉を実現するために「1100人の会」といって、百人の若い職人を選んで、千人で買おうという組織に加わった。
いまは会員の高齢化もすすみ、10年前のブログを見ると、会員150人と書いてあるから、いまは自然消滅しているのかな。

永六輔さん亡き今、永さんのやり残した仕事をつないでゆくことも、ぼくたち世代の仕事かなあと、考え始めている。

プリシラ・アーン「風をあつめて」

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