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2016年10月

2016年10月23日 (日)

青空公房の出版活動を通じて、どうやったら、みんなが希望を持って、幸せに暮らせるのか、みんなで一緒に考える機会を作ってみようと考えている。

この前のブログ更新が9月18日だった。
完全に、ひと月空いた。
でも、このひと月は、暑い時と違って、すっかり元気になったので、
「懐かしき未來」の仕事が忙しくて、ブログを書くヒマもなかったというのが
実情なのです。
新しく読んだ本はないけど、田中優子『鄙への想い』という本を再読して、
「都の思想・鄙の思想」に目覚めたりして、なかなか刺激的な日々でした。

そして、本日脱稿して、ひとまず一区切りです。
とは言っても、編集、校正、印刷、製本、販売まで、全部自分でやるので、
まだまだ忙しいんだけど、書き手としては、少しホッとしているところです。
二月頃から構想を練り始めて、手探りで書き始めたから、うまく書けるかどうか不安でたまらなかった。
サブタイトルっていうか、実質的なタイトルは「那須町で、きものの風が吹き始めた」にした。
もちろん今から変わるかもしれないけど。

ただ、今回から固定した部分もあって「懐かしき未來」の前に「生活世界を作り直すための 」って、枕詞を付けたこと。
「等身大の生活世界」っていう言葉があって、ぼくが一番影響を受けた玉野井芳郎という経済学者の著作集のタイトルだった。
なんか、難しいこと言ってるみたいだけど、全然そんなことなくて、茨城の農夫だったじいちゃんの時代なら、当たり前だった手作り感満載の暮らしぶりを、ちょっとでもいいから取り戻して、現金収入は少なくても楽しく暮らすための参考書にしたいっていうこと。

きものに入門するのも、かつての「気持ちのいい生活」を取り戻すための、ツールになることを、今回取材した菊地厚子さんから教えてもらった。

こんなとき、うちのじいちゃんが生きてたら、なんて言うだろうって、いつも考えている。
菊地さんも自分のばあちゃんのスタイルが根っこにあるという。

昔の年寄りの考えが、全て正しいなんて言うほど、ノスタルジーべったりな人間ではないけど、高度経済成長期以降の50年間、あるいはプラザ合意以来の、この30年間で、日本はどれだけ暮らしにくい国になってしまったんだろうって、よく考える。

小林信彦か誰かが言ってたけど、江戸期以来続いていた生活文化があっという間に消えて、等身大の生活世界が、この50年間で大きく変貌したのは間違いなく、その変貌が大きな会社を富ませて、都会の会社勤めの人々を物質的に豊かにしただけで、日本人全体が幸せに暮らすためのものではなかったことが、ますます明白になってきたのが、平成ジャパンだったと思う。

いまならまだ間にあう。きっと。
青空公房の出版活動を通じて、どうやったら、みんなが希望を持って、幸せに暮らせるのか、みんなで一緒に考える機会を作ってみようと考えている。

寺尾紗穂「夕まぐれ」

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