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2015年8月 1日 (土)

アイデアインクのこのシリーズでは、佐久間裕美子『ヒップな生活革命』が、とても気に入り、繰り返して読んでいるが、『本の逆襲』も繰り返して読む愛読書になりそうだ。

今週も本の虫干しウィークが続いて、二ヶ月前に買った内沼晋太郎『本の逆襲』を一昨日に読了。

アイデアインクのこのシリーズでは、佐久間裕美子『ヒップな生活革命』が、とても気に入り、繰り返して読んでいるが、『本の逆襲』も繰り返して読む愛読書になりそうだ。

本の未来なんてことを、この20数年間、ずっと考えている。
ボイジャー社から出た「エキスパンドブック」という電子本を作るソフトを買ったのが、20年くらい前のこと。Win95が出てすぐだったかな。

電子本なら自分ひとりで作れて、フロッピーディスクに入れて、配布できるなんて考えた訳だが、当時は「エキスパンドブック」のeb形式はもちろん、PDFだって普及していないし、長男の子育て真っ盛りの時期で、子どもたちを車に乗せて、土日の度に、あちこちかけずり回っているうちに、いつの間にかそんな野望もしぼんで、馬齢を重ねてしまった。

その間にいろいろなことに手を出して、馬齢同様、失敗も重ねてきたけど、それにも何とかひと区切りつけて、人生の残り時間で何をしたいのかじっくり考えると、やっぱり幼い日に薫陶をうけたいぬいとみこ先生がそうだったように、どんな形であれ本にまつわる活動がしたいと思うようになった。

そんな今のぼくにとって、内沼さんのこの本は刺激的で、示唆に富む内容だ。

これからの本について考えるための切り口として以下の10の提言がある。

1.本の定義を拡張して考える
2.読者の都合を優先して考える
3.本をハードウェアとソフトウェアとに分けて考える
4.本の最適なインターフェイスについて考える
5.本の単位について考える
6.本とインターネットとの接続について考える
7.本の国境について考える
8.プロダクトとしての本とデータとしての本を分けて考える
9.本のある空間について考える
10.本の公共性について考える

この中でも、特に「プロダクトとしての本とデータとしての本を分けて考える」というのが面白い。

例えばぼくなら、湯船につかって、ぼんやりと物思いに耽っている時に読みたい本、ギラギラ照りつける太陽の下でビールを飲んで「かーっ」て言いながら読みたい本、月夜の晩、仕事を終えて夜道を歩く時に読みたい本、などなど本を読みたい場面は様々だ。

こうした場面に応じて、本の材質などハードウェアや、読書環境を整えるための道具も変化してゆくといいって思う。内沼さんはこんなことを書いている。

これからデータとして本を買うという文化が定着すればするほど、自分はすべて紙で集めたいという愛好家以外にも、ジャンルや用途によって自分なりに使い分けたいという人も増えていくと予測できます。それは、紙の本のプロダクト性より一層際立ってくる、すなわち一層モノ的な要素が強くなっていくということです。ポケットに突っ込めるモノ、落としても壊れないモノ、直接書き込めるモノ。一方で、大切に飾っておきたいモノ、限定のプレミアムなモノ、自分だけの思い出のつまったモノ、だからこそデータではなく紙がいいという考え方が、一部では色濃くなるのではないかと考えられます。

ぼく自身も、「だからこそデータではなく紙がいいという考え方」に興味がわいて、極私的ZINEを出したいと考え、ゆっくりと「新葛飾土産・アンプラグド版」の準備を進めているから、この意見には共感する。

おっと、ずいぶん長いエントリになってしまった。
もう、やめよう。お日さまの悪意すら感じるほどの、モーレツな暑さだよ。

夏だ!渚だ!ビーチ・ボーイズって感じじゃない、とってもクールで美しいアルバム『ペットサウンズ』から「素敵じゃないか」

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