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« どうして、アメリカにくっついていれば安心なんて、ノー天気な国家ビジョンが21世紀になってわき上がってくるんだろう。50年間争い続けて、とうとうアメリカを屈服させたキューバ人のしたたかさにこそ、学ぶべきだろう。いくら勇ましいことを言っても、ひ弱な国家ビジョンしか持たない連中に21世紀の日本を任せる訳にはいかない。 | トップページ | 結論や持論を押しつけるのではなく、読み手は不断に考えさせられる。大きな思想に「倚りかからず」 自前の思想を保ち続けることを、ぼくたち日本人全員に要求し続けた人生だったのかなと思う。 »

2015年7月18日 (土)

「 そして、今日の状況下では、カリスマ的リーダーは、間違った指導性を発揮せざるをえない。カリスマ的リーダーは、新しい現実に向かってではなく、昨日という過去に向かって進まざるをえない。」PFドラッカー『新しい現実』より

今週は激しく政治のことばかり考えているなあ。
国民をなめすぎだって、堪忍袋の緒が切れたのは事実だけど、
あまりヒートアップするのも嫌いだ。

ぼくの身体には、熱狂するのは危険だと感じるサーモスタットが組み込まれているようで、
怪しくなると制止される。
『傍観者の時代』を読むと、ピーター・ドラッカーもそういう体質だったらしい。
だから大勢で叫ぶデモってやつも苦手で、水曜日はやむにやまれず、人生2回目のデモ参加。
今後は、デモよりも、ファシズムに騙されないようにする日常的な勉強の方が大事だと思うので、早速発行さればかりの『丸山眞男と田中角栄』という本を手に入れた。

毎日会社の近所の駅で演説している若手の区会議員がいる。
ふと思ったんだけど、角栄が総理だった時代など知るはずもない、
若い彼の演説がどことなく角栄調なのです。

そうか、政治家が低い目線で庶民に話しかけるってシチュエーションにおいて、いまだに角栄のDNAは引き継がれているってことなのね。と深く納得した。

とは言うものの、さすがにもう古くさいのです。角栄調は。
そして、今の時代に角栄のようなカリスマ性は必要ない。
演説の上手なオバマも、日本に必要ない。

個人的にドラッカーの最高傑作だと思っている『新しい現実』の第8章「カリスマを警戒せよ」にこんな印象的な一節がある。ちょっと長いけど引用します。

かくて、新しい現実を踏まえた政治のモットーは、「カリスマを警戒せよ」でなければならない。しかし今日、カリスマは流行である。カリスマは、いたるところで話題となっている。カリスマ的なリーダーの本は、無数である。
そして、政治が興奮をもたらす華やかな存在だった時代に対するノスタルジアがある。しかし今日、カリスマ待望は、政治的自殺願望である。
実は、二〇世紀ほど、カリスマ的なリーダーに恵まれた世紀はなかった。そして、二〇世紀の四人の巨大なカリスマ的リーダーほど、政治的なリーダーが害をなしたこともない。
スターリン、ムッソリーニ、ヒトラー、毛沢東である。
われわれにとって重要なことは、カリスマ性の有無ではない。カリスマ的であろうとなかろうと、政治リーダーが正しい方向に行くか、間違った方向に行くかだけが問題である。
そして、今日の状況下では、カリスマ的リーダーは、間違った指導性を発揮せざるをえない。カリスマ的リーダーは、新しい現実に向かってではなく、昨日という過去に向かって進まざるをえない。

1989年に翻訳出版された本なのに、まるで今の日本の「新しい現実」を見て、本日出版された本のような臨場感あふれるドラッカーの洞察力にドッキリする。

じっくりと、足もとを固めて、国政レベルじゃなく、市町村議会から、世の中を変えてゆく方向って、あるんじゃないかと思う。
度重なる国政選挙結果に絶望して、政治に関係するコメントは避けていたが、いまのようなファッショ政治が跋扈するのを指をくわえて見ているほど、こちとら、あまちゃんでもないぜ。

三連休の初日、そとは曇り空だけど、気分だけは青空にしたいから、この曲を選んだ。
ぼくが初めて書いた小説のタイトルにもした「外はいい天気」。
この世にあるすべての楽曲の中で、これが一番好きかもしれない。

原曲ははっぴいえんどだけど、これは大瀧詠一のソロライブバージョンで。

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