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2015年6月19日 (金)

KEENのシューズとこうもり傘

金曜日、家庭の事情で少し早く仕事を切り上げて帰宅した。
二時間ほど時間が空いたが、遠出は出来ないので、世田谷文学館の「植草甚一展」は諦めて、地元の新松戸で散歩を楽しんだ。

朝から、しとしと雨が降り続いていたので、雨に強いKEENの靴を履いて、こうもり傘を持って外に出る。まずは、新松戸から移転したとばかり思っていた自家製天然酵母のパン屋さんPAOにゆく。
Natural PAO

PAOは数年前に移転してから、どこに行ったか分からなくなって、最近やっと探し当てたのだ。

Pao

Pao_1

これ見よがしに宣伝しないで、裏町でパンを焼いているところが、また渋くていい。

以前も感じたが、ここのパンを食べると、不思議なことに元気になるような気がする。
国産小麦を使っているのも素晴らしい。
こんな素敵なお店が、徒歩圏内にある幸せ。
パン種まで見せてくれて、感激して店を辞した。

次に向かったのは、ますよし酒店。

獺祭や久保田の品揃えが見事な店だが、その他の地酒やウィスキー、ビールも良いものを置いてあり、松戸の伊勢丹の酒売り場より個性的で好きだ。

ますよし酒店

PAOで日本酒に合うというオリーブの実が入ったパンを買ったので、
本日は以前から興味のある「雪の茅舎」という秋田県の酒と、埼玉県のクラフトビールKOEDOビールを購入し、Abill Cafe+に向かう。

『abill coffee + 』

ここはPAOさんが教えてくれたんだけど、素敵な店で驚いた。
かつて、広大な原っぱに忽然と出現した新松戸がまだ若い町だった頃、こだわりの個人店がいくつかあって、まだ結婚前で実家で暮らしていた30年前のぼくは、そんな新松戸を自分の町だと感じて、密かに誇りに思っていた。

例えばその一つが「泉書房」。数年前に「流星」という雑誌に「もう一度会いたい」というエッセイを書いたように、筑摩書房を退職したご主人がやっていたこだわりの本屋さん。
小さな本屋なのに、買い取り制の岩波書店の本が並んでいた。
会社帰りに、そこで過ごす時間は濃密で、ご主人と無言の対話をしている気分だった。

その後結婚して、埼玉県に引っ越し、20年ぶりに新松戸に戻ってきたら、すっかり町や店が変わってしまい、がっかりした記憶がある。

新松戸で育った世代に属するというAbill Cafe+のマスターは下北沢の店で得た貴重な体験を地元の新松戸で新たに展開したいと、満を持して店を始めたという。

一見カフェに見えない隠れ家的雰囲気に戸惑うが、黒磯のSHOZO CAFEもそうだったように、居心地の良い店の条件って、こういうさりげない雰囲気なのかもしれない。
蔵前の「Nui.」や、下谷の「イリヤプラスカフェ」といった人気店にも通じる気取りのなさがある。

地元の新松戸に、こんな店があるなんて嬉しいな。

さあ、お天気が不安定な梅雨空を眺めながら、こうもり傘を持って、KEENのシューズを履いて、身近な町に出掛けよう。
気づかないうちに、素敵な店が出来ているかもしれませんよ。

そして、散歩のお伴は荷風さんのズバリ『日和下駄』で決まり。
最初は読みづらいかもしれないけど、読めば読むほど名著だと感じる希有な散歩本。
散歩本の嚆矢にして、史上最高の散歩本だと思う。

ちょっと歩き疲れたので、青葉市子を聴いて眠ろう。
明日も、仕事だ。

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