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2015年5月

2015年5月31日 (日)

菅生沼とその周辺に行けば、お馬鹿な平成ジャパンを尻目に、じぶんひとりだけ、気分はすでにニューヨーカーだぜ。

ニューヨークのずっと北の方にハドソンバレーという場所があるらしい。
って知ったのは、この雑誌をよんだことがきっかけだった。

雑誌「Coyote No.54 」の 「NEW YORK NEW BEAT GENERATION 週末ニューヨークへ 」という特集。
おバカなブッシュに8年も大統領をやらせた、世界一間抜けなアメリカ人たちと小馬鹿にしていたのに、こっちは失われた20年の停滞どころの話じゃない。
国会で自らヤジを飛ばすような大バカ宰相に率いられて、歴史を逆方向に全速力で走り出して、坂を転げ落ちてゆく平成ジャパンだよ。
こんな体たらくの平成ジャパンを尻目に、どんどん21世紀対応型に進化しているアメリカ社会のシンボルのひとつがニューヨークで、そんなニューヨーカーたちの“Weekend Getaway(週末の脱出先)”として、最近人気があるのがハドソンバレーなのだとか。
まあ、ここまでは、アメリカの話だからちっとも面白くない。
それじゃあ、東京近郊にも、ハドソンバレーのように、美しい景色と数々の史跡、農産物の宝庫で、地産地消の美食が楽しめ、美しい歴史建築のある場所ってないだろうかって、あれこれ考えてみた訳です。
すると、あるんですよ。東京のずうっと北の方、利根川・鬼怒川沿いの、菅生沼を中心とした常総市、坂東市界隈はものすごく雰囲気いいです。
知らないでしょ。
松戸の北端にある自宅から車で1時間程度で行けるから、10年くらい前、こっそり、ここに小さな小屋を建てて、週末の隠れ家にしたいって、かなり真剣に考えたくらい好きな場所。
何度も通った巨大な自然公園
や、菅生沼周辺の風景が素晴らしいのは知っていたけど、FB友達のNさんから重要文化財 坂野家の屋敷や坂野家の末裔にあたる方が運営しているRose Garden Sakanoという施設を教えてもらって、菅生沼LOVEが復活しそうだよ。
菅生沼とその周辺に行けば、お馬鹿な平成ジャパンを尻目に、じぶんひとりだけ、気分はすでにニューヨーカーだぜ。
舟で水清きハドソン川の上流を旅しているような気分にさせてくれるエリック・アンダースンの名曲「ブルーリバー」が本日の1曲かな。

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2015年5月30日 (土)

いい歳をして「女子会」などとのたまう、昨今の奥様たちとは全く異なる、或いは武家のような男尊女卑の家庭で、亭主関白を受け入れる奥様とも異なるタイプの、生涯働きづめに働いて、愚痴ひとつこぼさない男勝りの女が、かつて日本にいたことに思いをはせて欲しいと思う。

今週の水曜日、ノー残業デイなので、急いで仕事を切り上げて、テアトル新宿に映画『百日紅』を観に行った。
この日だけ特別のメイキング映像が見られて、ちょっと得した気分。
しかも水曜サービスデイで大人1100円。
このパターンくせになりそう。

それはさておきこの映画、前評判がよかっただけに、逆に期待せず観に行ったのだが、こちらの想像を大きく超えた素晴らしい出来だった。

監督の原恵一さんが、どれだけ杉浦日向子に心酔しているのか、よくわかった。
「原作のイメージを損なわないことを心がけた」といった趣旨の発言をしているが、その努力が見事に結実している。

江戸時代に生きているわけじゃないから、この映画が江戸の空気感を伝えているかどうかなんて、わからない。

だけど、杉浦日向子の見ていた江戸はしっかりと、過不足なくとらえている。
例えば、こんな絵をイメージしてみよう。

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司馬江漢「三囲景(みめぐりのけい)」 1783年(天明3年) 26.5×38.7cm。 紙本銅版筆彩。江漢画並に刻。国立国会図書館蔵。ディジタル貴重書展サイトから。左右逆転した。

上は杉浦日向子が北斎同様、大好きだった司馬江漢の作品。

写し絵なので、本来の見え方になるように左右逆転した墨田区の三囲神社の風景画で、中央の土手の上を今は、首都高速道路が通っている。
正面に小さく見える山は筑波山。
江戸時代は西の富士山と並ぶ、東のランドマーク。
映画の中でも、三囲神社の幻想的な景色が印象的で、瞬間的にこの作品を思い出した。

それから、声優として起用した杏がいい。
ぼくはもともと彼女のファンだったけど、20代の葛飾応為(お栄)をやらせるなら、やはり彼女以外のキャスティングは考えられない。
原作では、地黒だの、あごだのと容姿を揶揄するような台詞が多いのだが、映画では原作と違って、お栄の顔がずいぶん美人になって、杏のイメージそのものだ。

映画の出来不出来とは関係なく、気になったことがある。
映画館の入り口に各新聞の映画評が掲示されていて、その中のひとつに「主人公のお栄が粗野な印象で、感情移入できない」と書いてあった。

評者は、多分女性が自分のこと(一人称)を「オレ」と呼び、キセルでタバコを吸って、さばさばした物言いなので、粗野な印象を抱いたのだと思う。

だけどね。
明治30年代に茨城県で生まれたぼくの祖母は、終生自分のことを「オレ」って呼んでいた。
たいへん温厚で仏様のような、と言われた祖母だったが、目下の者は呼び捨てが普通だった。だからぼくは映画でお栄を見た時、祖母を思い出した。
昭和30年代頃までの日本は江戸と陸続きだったと、いまになって強く思う。
現代人の好悪の感覚では、理解できないアジアだったころの日本がそこにはあった。

そしてそれが、江戸期から明治あたりに関東で生まれ育った庶民の女の自然の姿で、いい歳をして「女子会」などとのたまう、昨今の奥様たちとは全く異なる、或いは武家のような男尊女卑の家庭で、亭主関白を受け入れる奥様とも異なるタイプの、生涯働きづめに働いて、愚痴ひとつこぼさない男勝りの女が、かつて日本にいたことに思いをはせて欲しいと思う。

ずいぶん、長いエントリになってしまった。
まだ書き足りない気がするけど、今日はここまでにしよう。
あ、音楽のことを書き忘れていた。

この映画で唯一気になったのが主題歌。
なんで椎名林檎なんだろう。彼女の声を聴いて、2007年に公開された映画『さくらん』を連想してしまった。
江戸期の吉原を描いたあの映画では効果的に使われていたと思うけど、この映画は土屋アンナじゃなくて、杏=お栄が主人公なのです。
何か、すごい違和感があった。

日向子さんが好きだったのはロックだけど、ザ・バンドやライ・クーダーやリトルフィートに10CC。
それから、お葬式用に彼女がチョイスしたのがベートーベンの「悲愴」だった。

そうだな。今日はライ・クーダーの「アクロス・ザ・ボーダーライン」にしよう。

2015年5月24日 (日)

こんな淋しい気分の時に聴くのは、決まってこの曲。 リッキー・リー・ジョーンズの「My One And Only Love」 ぼくは、この曲で故人を供養したい。

私事ですが、親族に不幸があり、この二日間は通夜・告別式・初七日の法要と、
目まぐるしく茨城と自宅を往復して、頭は空っぽ。

疲れ切って、さっき帰宅し、改めて45年以上のつきあいだった故人の思い出をたどると、
「人生のはかなさ」という苦い思いだけが残った。

やっておきたいこと。
会っておきたい人。
見ておきたい場所。

時間を作って、ためらわずにやっておこう。
今日会った親族だって、次に会えるかどうかわからない。
若い人だからいつでも会えると思ったら、大間違い。

今年、ある30代の友人を自死という最悪な原因で失った。

そうだ。いま杉浦日向子の最後のエッセイ『食・道・楽』を思い出した。

楽しげなタイトルにだまされてはけない。
日向子さんが亡くなって10年経つ。
今読むと、生と死の間で揺れている彼女の気持ちが凄烈に伝わる文章のオンパレードで、読む度にぐっとくる。

映画『百日紅』の公開を契機に、彼女の仕事に目を向ける人が、少しでも増えてくれるとうれしい。

こんな淋しい気分の時に聴くのは、決まってこの曲。
リッキー・リー・ジョーンズの「My One And Only Love」
ぼくは、この曲で故人を供養したい。

2015年5月16日 (土)

これでひとまず、木屑問題も解決し、ひとまずベランダで展開する青空公房のインフラが整いました。

今日は早朝からずっと優しい雨が降っていて、実はこういう天気、結構嫌いじゃないです。

ぼくの住んでいる小金という町は、あじさい寺として知られる本土寺があるせいか、雨が似合う町で、梅雨時が一年中でいちばん輝きます。

お陰で、娘の小学生最後の運動会も明日に延期ですが、
昨夜22時まで会社にいて、疲れ切った身には、ありがたい、優しい雨というわけです。

それでは「100万人のDIYはじめのいーっぽ」の3回目です。

今日は木屑の話です。
ぼくがベランダで青空公房を始めることになったのも、騒音を気にして、電動の丸のこを室内で使って、部屋中が細かい木屑まみれになることが、原因でした。

丸のこから出た木屑は細かいので、部屋の隅々まで入り込んで、掃除をしても奥まで入り込むと、なかなかとれません。
そこで、雑誌で紹介されるようなパワフルで前向きなDIY愛好家は集塵機付きの工具や、思う存分好きなことが出来る自前の工房を作るなど、積極的な方法で問題を解決しようとします。

ぼくの場合は、簡単で、お金がかからず、誰でも出来る方法を探求するのが好きなので、戦線を縮小し、家庭内平和を実現する方向でいろいろ考えた結果、丸のこは使わない、という消極的ルールにしました。
どうも積極的平和主義とやらは性に合わないようです。

どうしても丸のこを使いたい場合はコーナンの工作室を借りる。
あるいは松戸近辺のひとなら、以前紹介した工作室アルタイルを使うのもいいでしょう。
そのほか各地にDIY作業をさせてくれる工房が出来はじめているようです。
例えば二子玉川に最近出来た「ツクリバ」とか。

ツクリバ

騒音の出ない丸のこを使わなければ、室内から外に出られる。
休日でも屋外で作業できることは大きな発見でした。
セルフビルドの家作りという大きな作業からDIYに入ったぼくにとって、手動のノコギリなど考えたこともなかったのです。
刃が薄くて、小さなノコギリを使い始めたら、木屑は圧倒的に少なくなりました。
だけど、それでも、木屑はでます。
ベランダのデッキの隙間から木屑が風で散らばって、カミさんから更なる環境改善を迫られました。
配偶者が物わかりのいい、我慢強い人じゃなくて、本当によかったと思います。
人間、頭を使うと、何とか解決策がひねり出せるものです。

まずは、ベランダに子供用のプールを置いて、その中に入って作業することを考えましたが、準備するのに面倒で、時間がかかりそうだから止めました。
次に、モルタルを作るときに使うトロ舟という器を使おうと考えて、那須の山小屋にあるはずのトロ舟を探したのですが、見つかりませんでした。ちなみトロ舟ってこんな感じです。見たことあるでしょ。

ただよくよく考えると、普段の置き場所に困りそうだし、他の用途も亀を飼う水槽くらいしか思い浮かばないので、発想を変えて、床に大きめのシートを敷くことにしました。

最初はキャンプ用のタープを使ったのですが、掃除機で吸い込むには柔らかすぎて、使い勝手が悪かったので、キャンプで使うテントの中に敷く、アルミのロールマットを使ってみたら、すごくいい感じです。
ガンガン掃除機を使っても、問題なく吸い込んでくれます。

マットの上に直接ワークベンチを置くと、傷つきそうなので、軽くて薄いベニヤを敷いて使ってます。ロールマットはこんな感じ。
収納するには大きすぎて、丸めても場所をとる場合は、カッターで半分に切ってもOKです。
使うときだけ、一つにすればいいのです。滑りにくいので、重ねるだけでもノープロブレム。

これでひとまず、木屑問題も解決し、ひとまずベランダで展開する青空公房のインフラが整いました。

ロールマットは保温、防水性能に優れているので、ピクニックグッズとしても重宝しますし、キャンプでは布団代わりに使うのくらいで防災グッズとしても最適なので、持っていて損はないと思います。

長くなったので本日はここまで。
雨に感謝して、オリジナルアルバム未収録のビートルズの隠れた名曲「レイン」を本日の一曲に。

2015年5月10日 (日)

「100万人のDIYはじめのいーっぽ」の2回目です。 まずは、DIYって鉛筆一本から始まるっていうお話です。

「100万人のDIYはじめのいーっぽ」の2回目です。
まずは、DIYって鉛筆一本から始まるっていうお話です。
小学生の子どものいる家庭じゃなきゃ、普段、鉛筆なんてほとんど使わないでしょ。
シャープペンシルがある上に、最近は消せるボールペンもあるから、ますます鉛筆の出番はなくなっていると思います。
だけどDIYをやってゆく上では、鉛筆が重宝します。というより、鉛筆なしのDIYは考えられない。けがきとか墨出しとか、要するに材木に目印をつける作業には欠かせない存在です。
何しろ、芯が折れにくい。
たとえ芯が折れて、鉛筆削りがない場所だったとしても、カッターなどの刃物があればOK。
使い古しの小さくなった鉛筆ならなお、都合が良い。
小さければ、耳に挟んでも、ポケットに入れてもいいし、扱いやすい。
どんな体勢でも使える万能筆記具です。
筆箱や小物入れの隅を、よく見て下さい。
きっと古い小さな鉛筆が、出番を待っているはずです。
.
それから、スケール。
コンベックスとか巻き尺っていう言い方をする人もいます。
これは、ちょっとだけ奮発して、5.5メートル以上の長さのごついやつを手に入れた方がいいと思います。
2、3メートル程度の短いスケールは、横幅が狭く、薄くて折れやすいから、案外簡単に壊れます。
ぼくはいままで、3,4個のスケールを壊してますが、いま使っている7.5メートルのスケールは20年以上、使っていてビクともしません。

昨日紹介した電動ドリルと、鉛筆とスケール、それに、ノコギリを加えれば、ひとまずは何でも作れます。

電動ではないノコギリって、ぼくも最近本格的に使い始めたばかりなので、購入のアドバイスは出来ませんが、選ぶ自信のない人は「ゼットソー」と書いている替え刃式のノコギリを買っておけば、ひとまず安心だと思います。

道具はこれだけで十分。
全部合計しても、一万円でお釣りがくると思います。
あとは必要に応じて、少しずつ買い足していけばいいと思います。

DIY関係の良い本っていうと、はじめのいーっぽとしてはこんな本はどうだろう。
アウトドアファッション雑誌の「GO OUT 」のDIYスタイルブック。
オシャレな男性のDIYといった切り口で編集されていて、あまり類書が見当たらない。

とりあえず、今日はこの辺で。

ザ・バンドの隠れた名曲「ベッシー・スミス」を発掘してくれた、ノラ・ジョーンズのバージョンで。
素敵な日曜の夜になりそうです。

2015年5月 9日 (土)

為政者が時代遅れの政策を進めれば進めるほど、ぼくの心は冷めてゆく。 都市のグリーン化と、集団でやる手仕事、どうも21世紀はアズビー・ブラウンが書いた江戸のスタイルへと向かっているような気がしてならない。

今日から杉浦日向子原作の映画『百日紅』が始まった。
そんなこともあって、江戸の暮らしについて久々に本格的に勉強したくなったので、
アズビー・ブラウン『江戸に学ぶエコ生活術』を読み始めた。
さすが田中優子さん推薦だけあって、かなりの名著です。

包括的に江戸時代の暮らしといまのぼくたちの暮らしを比較しながら、未来の暮らしや仕事について考えるには最適な本だと思うけど、確かに田中さんが言うように、平凡なタイトルが残念だな。「エコ生活術」って軽すぎる気がする。もっとラジカルなタイトルでもいいのに。

それはさておき、並行して、昨日ブックオフで買ったGQという雑誌の古本で「緑のニューヨーク」の写真を見ていたら、連想してしまったのが歌川広重の「名所江戸百景」なのです。

21世紀のニューヨークは、19世紀前半の江戸にダイレクトに繋がっている気配がある。
広重の「江戸百」とニューヨークの写真を見比べていると、そんな思いがこみ上げてくる。

官民一体となって、グリーン都市化を進めるニューヨークと、50年遅れのオリンピック建設ラッシュにわく東京と……。
愚痴はこぼすまい。そんな為政者たちを選んだのは僕たちなのだから。

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この絵はWikipediaから借用した、現在の文京区関口にある芭蕉庵のあたりの風景。
この右側の家の位置に再建された芭蕉庵があって、いまでも中に入って、濃厚な江戸の気分を味わうことが出来る貴重な場所。
隣にある椿山荘も素晴らしいけれど、芭蕉庵の方がワイルドで、江戸を感じるにはうってつけの空間だと思う。

耕地面積の狭い日本には不向きな大規模農業と、低賃金の発展途上国に仕事を奪われる一方のマスプロダクションの製品で世界市場に打って出る。
為政者たちが時代遅れの政策を進めれば進めるほど、ぼくの心は冷めてゆく。
都市のグリーン化と、集団でやる手仕事、どうも21世紀はアズビー・ブラウンが書いた江戸のスタイルへと向かっているような気がしてならない。

ニューヨークというとこの曲がまず心に浮かぶ。
有名なヘプバーンの映画の主題歌だけど、今日はちょっとひねって、カサンドラ・ウィルソンのバージョンです。

今日から「100万人のDIYはじめのいーっぽ」と題して、豆知識を紹介していきます。 DIYというとまずは木工で、カナヅチと釘というイメージが付きまとうわけですが、 いちど、そのイメージをぬぐい去るところから始めましょう。

今日から「100万人のDIYはじめのいーっぽ」と題して、豆知識を紹介していきます。

DIYというとまずは木工で、カナヅチと釘というイメージが付きまとうわけですが、
いちど、そのイメージをぬぐい去るところから始めましょう。

カナヅチって、指先を打ってしまう。
「痛い」とか
間違えて釘を打ち込じゃった。
「抜くのが大変!」とか

DIYの世界に入ってゆくのに、後ろ向きになってしまう要素がいろいろある工具でして、
私は最近、あまり使うことがありません。

それではカナヅチと釘の代わりに、何を使うかというと、コースレッドというねじ山の荒い、細長い木ねじを、電動ドリルで入れてゆくのが一般的なやり方になっています。

建設工事のプロはエアで打ち込む釘打ち機を使ったりするのですが、素人のDIYは安全かつ容易に修正も出来るので、電動ドリルとコーススレッドのパターンが一番適していると思います。

コーススレッドはホームセンターの一番目立つコーナーに山積みしてあります。
こちらの想定価格よりもビックリするほど安いので、一箱まとめて買っておいて損はないと思います。
けちって必要本数だけ買うと、ねじ穴がバカになってしまって、使えないモノが出てきた場合に対応がとれません。使わないと思っても、箱単位で買ってしまったほうがいいと思います。

次に、初心者にとっては選ぶのが難しい電動ドリルですが、これは個々人で体力(腕力)、使い方など、千差万別だと思うから、一概にこれがいいとは言えません。

例えば日本のメーカーやボッシュ、ブラック&デッカーあたりの製品がバーゲンで安く出ていれば、それを買ってみるのもいいでしょう。

現物を確かめなくても、安く入手できればOKという人ならAmazonもいいかもしれません。

Amazonで一番人気のあるこの製品など送料込み2,500円で入手できます。
ただ、充電式で、パワーも低そうなので、ドライバー代わり程度と考えておいた方が良いと思います。
徐々に大物を作りたくなって、堅い木にチャレンジしたりすると辛くなる可能性もあります。また、バッテリーも寿命があるので、そこは念頭に置いてから判断して下さい。


もう少しハイスペックの日本のメーカーの製品でも5千円~一万円以下で買えるので、長い目で見るとそういったモノの購入もお勧めです。

その場合、充電式はコード式と違って重量があります。
一回でやる作業が増えたり、高いところに取り付ける作業をすると、結構腕がキツいです。
私はブラック&デッカーの充電式ドリルを使って、おおむね満足していますが、以前使っていたRYOBIのコード式ドリルが恋しくなることがあります。
あちこち、ずっと探し続けているのですが、なかなか見つかりません。
新しいのを買った後に、見つかると悔しいので、仕方なく充電式を使っている状況です。

結論から言うと、ドリルは手に持って使う工具なので、手触りや重さなど感じることが出来る、ホームセンターでの購入がAmazonよりもベターかなと思います。

もし、質問があればプロフィール欄のメール送信で、質問を送って下さい。
可能な限り、対応します。

ということで、本日はメンバーだけ(+プロデューサーのジョン・サイモン)で、いろいろな楽器を演奏して手作り感あふれるサウンドを作り出したザ・バンドのセカンドアルバムから「ロッキー越えて」をどうぞ。
50代以上の人は、ハンドドリップで煎れたコーヒーなど飲みながら、のんびり聴いていると、70年代の渋谷のロック喫茶なんか思い出して、遠い目をしてしまうかもしれません。

2015年5月 7日 (木)

古い日本家屋では、ちゃぶ台のある居間が、子どもの勉強部屋になったり、寝室になったりするように、自宅を七変化させて、DIYのためのMY工房を作りだせばいいと思う。そうすれば無駄なお金もかからないし。

連休中ずっと、部屋の整理をやっていた。
結局、完全には終わらなかったけど、頭と心の整理も出来た感じで、すっきりしたなあ。

これだけ大がかりな部屋の整理は、週末に著述活動を始めた9年前以来だが、これでやっと2015年バージョンの構成になった。
半分以上の蔵書を那須に移動して、逆に工具類は那須から松戸に移動するという作戦。
そして、加工場は自宅ベランダの青空公房とする。

最初に設計図をしっかりとつくっておけば、ホームセンターで大きな材料を正確にカットしてくれる。カット料金は30円~50円といった値段で、利用しなきゃ損だ。

カットが済めば、材料の運搬も楽で、自宅工房では電動工具の使用を最小限に抑えられ、隣近所への騒音に気を使うことなく、プラモデルを作るようにDIY作業を楽しむことが出来る。

那須高原でガンガン、ハンマーを叩きまくって、電動工具を振り回していたので、自宅でのDIY作業を行うという発想はなかったのだが、近年はホームセンターのサービス向上が著しいので、ちょっと前の常識は通用しないことを痛感した。

男性向けのDIY関係の本を見ると、立派なMY工房を持っている上級者の体験談ばかり目につくが、そんなものに惑わされちゃいけないよ。
古い日本家屋では、ちゃぶ台のある居間が、子どもの勉強部屋になったり、寝室になったりするように、自宅を七変化させて、DIYのためのMY工房を作りだせばいいと思う。そうすれば無駄なお金もかからないし。

そうそう、男性向けDIY関係書では珍しく、気に入ったのがアウトドア雑誌「GO OUT」のDIY特集。多分、ブログでは紹介していなかったと思う。センスのいい作例が多くて、かなり満足。

すっきりとした気分に似合う、端正な歌声がエミルー・ハリス。
ビートルズの名曲をカバーしたこのバージョンもシンプルで美しい。

2015年5月 4日 (月)

だけど、連休に入って、気分的にすこしサラリーマン社会から距離を置いて、目を転じれば、あちこちで面白い動きだって、どんどん出てきていることがわかる。

たった5日間会社に行っていないだけなのに、会社で起きる日常的な雑事が遠い記憶になり始めている。

連休に入って、のんびりとグレイトフルデッドやジョニ・ミッチェルなんか聴いていたら、もう、気分はアメリカ西海岸あたりまで飛んでいってしまい、さっきまでこんなウェブサイトを楽しんで見ていた。

Wood&Faulk

サイトの主マット・ピアースさんに限らず、アメリカの、特にポートランドやブルックリンには面白い奴がいるって感心してしまう。
このサイトにはこんな紹介文がアップされている。

Wood&Faulk was never supposed to become a real business. The founder, Matt Pierce, had been a builder and tinkerer for as long as he can remember. This curiosity – to see how things work, take them apart, customize and create new things – led him to start Wood&Faulk, a blog about projects and DIY culture.

ぼくの英語力ではキチンと理解しているかどうか怪しいが、言いたいことはだいたいわかるような気がする。

二年前の雑誌「ポパイ」には、「Wood&Faulk」の作品例が詳しい解説付きで載っていた。

週末は好きなことをやっているようでも、ウィークデイは日本のサラリーマン社会にいて、産業界の動きばかり追っかけているから、最近は閉塞感ばかり感じてしまう。
だけど、連休に入って、気分的にすこしサラリーマン社会から距離を置いて、目を転じれば、あちこちで面白い動きだって、どんどん出てきていることがわかる。

コチコチ頭のサラリーマンが頭を柔らかくして、ビジネスについて考えるのに最適な本が、デイヴィッド・ミーアマン・スコット+ブライアン・ハリガングレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』日経BP社。
去年一度読んだ本だが、この連休中に再読している。

日経って、全体的に見てしまうと、原発推進のいやな面ばかり目につく大手メディアなんだけど、一部にはきっとユニークで面白い人材がいる会社なんでしょうね。
ぼくの那須の山小屋づくりを取材してくれたのも日経流通新聞の記者さんだったし、この本も実に面白い。
装丁も凝っていて、デッドの雰囲気にぴったり。
Amazonでは読みづらいとか、ネガティブな評価もあるけど、読み易いから良い本だとは思わないので、ぼくはこの本、全面的に支持している。
翻訳もこなれていて、上手だと思うし。

古くさい会社の仕事には役立たないが、これから自分で何か始めようと考えていたら、大変役に立つ本だと思う。

そんな連休後半の気分には、やっぱしグレイトフル・デッドの「アンクル・ジョンズ・バンド」。
ゆるいCSN&Yって感じの曲で、高校時代に初めて聴いて以来、ずっと大好きな一曲。

2015年5月 3日 (日)

そうやって、お父さんの趣味のDIYじゃなく、暮らし全体にDIYのエッセンスを取り入れてみる。そうすれば、目先の便利さと引き替えに、失ったものが見えてくるかもしれないから。

大型連休の前半はDIY特集という感じで、本日がそのハイライトでした。

友人の建築家星哲郎さんが設計してくれた木製のハシゴを、材料買い出しから始めて、一日がかりで、製作してみた。

図面にはあまり細かい指示が出ていないので、作る手順は自分で考えて、ああでもないこうでもないと、試行錯誤しながらやってみた。

材料は1×4と2×3という規格の材料なので、南流山に最近出来たホームセンター「コーナン」ですべて調達し、さらにワンカット30円という格安のサービスを利用してカットしてもらった。
出来上がってきた材料は、もうプラモデルの材料と同じような感じに仕上がっていた。
これならルーフキャリアの付いていないぼくの車でも、難なく車内に入れられる。

金額的には、材料費と材料カット料金に消費税を足して、2900円位だから、お値打ちだと思う。
メーカーサイドとしては製造物責任が気になるのか、市販の金属製のハシゴは、ごっつくて重すぎるので、置き場所を探すのも一苦労する。
このハシゴは一見華奢に見えるが、図面通りにちゃんと作れば、案外しっかりしているし、スリムなので、室内の置き場所が見つかりやすい。

一般に男性向けのDIY雑誌に載っている作品は、どれも無骨で、「男らしいってこうだろ」と言わんばかりの作品は多くて、ぼくの趣味には合わないものがほとんどだ。
したがって最近は女子のDIYを取り上げた本を購入することも多いのだが、ちんまりしたデザインが、イマイチ残念なモノも多くて、なかなか作ろうというモチベーションがわき上がってこないのです。

それに、本の編集者はDIY愛好家の最終目標を「自前の工房を備えたプロ顔負けの素人」という所に設定しているらしく、野菜を作ったり、料理を作ったり、パソコンを使っていろいろ試したり、木工以外に世界を広げたい自給自足派にとっては、どうも方向性が違うように思えてならないのです。
ボクだって、ベランダの片隅にAmazonで買った携帯型のワークベンチを置いて、電動工具は充電式ドリルくらいで、あとは1000円程度で買える道具を使って、いろいろ作っている訳で、誰でも作れるインフラでしょ。


以前紹介したMakeTの谷尻さんや、今回の星さんのようなクリエータの設計した作品を、ぼくのような熟練度の低い素人が実際に作ってみるのが一番いい。
特に木工だけに限定しているわけじゃないので、レザーや布や紙を使った作品もいいと思う。特に注目しているのは段ボール。
大量消費社会の余剰物の最たる存在で、無料で入手できる優れた素材だと考えています。

高価な工具や、難しい技術は使わないで、誰でも作れるんだけど、素敵なデザインのモノ。
協力してくれるクリエーターにはそのようにお願いするつもりです。
実際に作った作品の中で、気に入ったものは作り方も含めて、紹介していきたい。
それが「青空公房」というコンセプトを作った目的で、青空のようにみんなで価値あるモノや情報を共有するような仕組みが欲しいと思ったのです。
それが20数年前に日経流通新聞でしゃべったことの、自分なりの実現の仕方かなと。

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新聞に書いたようなセルフビルドの家作りはハードルが高いかもしれないけど、2900円位の出費なら上手に出来なくても「ま、いっか」で諦めもつくでしょう。

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そうやって、お父さんの趣味のDIYじゃなく、暮らし全体にDIYのエッセンスを取り入れてみる。そうすれば、目先の便利さと引き替えに、失ったものが見えてくるかもしれないから。

細野晴臣「恋は桃色」

2015年5月 1日 (金)

それにしても、千葉県にこんな店があるなんて驚いた。 市川という古い町ならではの文化的な奥行きを感じた瞬間でした。

今日はせっかくの平日の休み。かみさんも娘もいない。
金町の図書館でリクエストした本を受け取り、京成電車に乗って、のんびりと各駅停車で市川真間へ。
最近はこんな感じで地べたをゆっくりと走る電車に乗る機会が少なくなっているから、何だか新鮮な感じだ。
今日のお目当てはブックカフェのアトリエローゼンホルツ。
友人のHさんが教えてくれた店。
Hさんとは現地で合流することにした。

iPhoneのナビ機能を利用して、駅から5分ほど閑静な小道を歩くと、案外簡単にたどり着いた。
アトリエ・ローゼンホルツ

ブックカフェって書いたけど、実際は何と表現したらいいのか難しい不思議な場所。
以前はお風呂屋さんだったというが、その痕跡はよくわからない。
とにかく、本がいっぱいあって、コーヒーが飲める、大正時代の古くて大きなおうち。
全体で何部屋あるのか見当もつかないほど。
いろんな人が出入りしていて、おうちと言うより、小さな町の趣すらある。
そういえばぼくの茨城の生家も、往時はこんな感じでざわめいていた。

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今日は障害者のアート展をやっていて、展示の仕方も独特だから、いったいここは何屋さんなのって、ドギマギしてしまう。
だけど、何屋さんか得体が知れないってのは、とっても良いことで、店舗オペレーション全体に漂うゆるさ加減と相まって、あまり類例のない独特の空気感を作り出している。

僕は、こういう店に、一人で来るような若い女の子って、素敵だよなあって思うけど、どうなんだろう。
千野帽子の『文藝ガーリッシュ』を愛読しているような子。
「志は高く、心は狭く」なんて信条を掲げて生きる文化系小娘なら、お気に入りの店に加えてくれるかもしれない。

それにしても、千葉県にこんな店があるなんて驚いた。
市川という古い町ならではの文化的な奥行きを感じた瞬間でした。
本の品揃えについては、しょっちゅう変わるらしいので、一回行っただけで、わかったようなコトを書くべきじゃないと思う。

そう言えば、こんな文化系小娘が気に入ってくれそうな曲がトレイシー・ソーンの「ファム・ファタール」。
わずか180ポンドの低予算で製作されたという飾り気なしの名盤「遠い渚」からの一曲。
ベルベット・アンダーグラウンドのオリジナルもいいが、鮮烈な若さを感じさせるトレーシーの歌を聴くと、心の奥底に眠っていたものを揺さぶられる感じで、グッとくる。


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