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2015年4月 5日 (日)

昨今流行の女子の実用的かつオシャレなDIYと小野二郎の言う「われわれの生活の質の改造」。 これら二つのコトは、遠く隔たっているように見えて、案外背中合わせになっているのかもしれない。

土曜日まったりと過ごしたのに、先週の激務の疲れが抜けないので、本日もベランダライフでのんびりと過ごすことにした。
朝から雨模様だし。
昨日、作った「青空公房」の看板に金具を取り付けて、ベランダのパーゴラにぶら下げてみた。
そして、MakeTからシールが届いたので、設計図だけダウンロードして作ったベンチに貼り付けた。

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ついでに、『ベランダはじめました』という本を取り出してみる。

それにしても、まったり、まったり、まったり、どこまで行ってもまったりとした気分。
ついでに音楽もこんなのがいいなあ。

空気公団「とおりは夜だらけ」。

このまま、まったりと一日が終わってしまっては、つまらないから、昼寝でもして、そろそろ日曜日の午後から戦闘開始しよう。
小野二郎の遺著『ベーコンエッグの背景』から、有名なエッセイ「趣味の思想化」の一部を引用したい。ちょっと長いけれど、とても大事なところなのだ。

 わたしは、民芸をふくめて、手仕事による実用品生産を、機械製品の隙間の穴埋め的利用したり、評価することに反対なのである。現在の生産のメカニズムに対して補完的作用しかもたない、いやそれによって実は現メカニズムを強化しているという事実に、目をつぶっての民芸礼讃などわたしは軽蔑する。
 むしろ、手仕事による、いわゆる実用品生産も、工芸教育も、「趣味」の手仕事も、ひっくるめて、一種の「教育運動」としてとらえねばならないと思う。「民芸運動」もまさしくその初心において教育運動であった。というのは、本来それは、民芸の美の発見、その育成ということにとどまらず、われわれの生活の質の改造、さらには現代の生産のメカニズムに対する批評を知的にというより、感覚に基礎を置く不退転のものにするという方向をうちにかくしもっていたと思う。
 このかくしもったるものを、明るみに出したいというのが、わたしの考えなのである。

ぼくがお父さんの趣味のDIYを好きになれない理由がここに書いてあるでしょ。
小野二郎特有の悪文だけど、悪文であるが故に、すうっと読めず、少し読んでは立ち止まり、考え考え、長い時間をかけて自分の中に入ってきたように思う。
昨今流行の女子の実用的かつオシャレなDIYと小野二郎の言う「われわれの生活の質の改造」。
これら二つのコトは、遠く隔たっているように見えて、案外背中合わせになっているのかもしれない。

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