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2015年2月16日 (月)

嫌みに聞こえるかもしれないけど、心の中に「自分の王国」を作る。 永井荷風がそうだったように、自分の心の王国には何人たりとも入らせぬ。

子どものころからずっと、人と協力して、グループで何かをやることが苦手で、失敗ばかりしていた。
黙って一人で、ご飯を食べるのも忘れて、本を読んでいるか、絵を描いている子どもだった。
友達は一人か二人いれば十分で、大勢で行動するのは苦痛だった。

当然、学生時代の運動部にも、会社員生活にもなじめず、大きな集団のどこにいても居心地が悪くて、いつも心は、虚空をさまよっていたような気がする。

それが30代になって、那須高原で家を作るときに、小須田さんという豊かな人間性とデザイン能力を兼ね備えた素敵な建築家と出会って、周辺に大勢の仲間が集まってきて、一緒に遊んで、仕事もして、毎週のように酒を飲んで、徹夜して、それまでほとんど文章を書いていなかったのに、建築雑誌に連載エッセイまで書かせてもらうようになって、人生が明るく変わっていった。
それがあまりにも素晴らしい体験だったので、それ以降、人と一緒に何か大きな仕事をすることが苦痛ではなく、喜びになった。
それから20年間、いろいろ試みてきたけど、結局出会えなかったなあ。
小須田さん以上のよきパートナーに。

先週から『「しないこと」リストのすすめ』という本を読んでいる。
一回読んで気に入ったので、現在再読中だ。

その中の「コラム」にブッダ「真理の言葉・感興のことば」を見つけた。

愚かな者を道伴れとするな。
独りで行くほうがよい。孤独で歩め。
悪いことはするな。求めるところは少なくあれ。
林の中にいる象のように。

30代のあの時間は、沢山の偶然が重なって奇跡的に実現した、もう二度と来ない黄金の日々だったのだ。
結局、たった一人で行動するのが、本来の自分なんだって、よくわかった。身にしみて感じた。

国家官僚や大会社や偉い先生や有名な人といった権威や権力を有り難がる感覚が自分には欠如しているので、世間の評価というのも、どこかうわの空で聞いてしまう。
ある文学団体で、自作品に対するトンチンカンな作品批評ばかり聞かされて、さらにそんな思いを強くした。

嫌みに聞こえるかもしれないけど、心の中に「自分の王国」を作る。
永井荷風がそうだったように、自分の心の王国には何人たりとも入らせぬ。

いまこだわっているのは、ただひとつ、それだけ。

人の命のあるかぎり自由は滅びざるなり

昭和16年元日の『断腸亭日乗』である。

凍てついた心が軽くなるような青葉市子の「不和リン」を今夜の締めくくりに。

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