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2014年7月 5日 (土)

なにしろ主人公の谷文晁って、俺が住んでた200年前に、同じ町下谷根岸で生まれたというのだ。 そうなりゃ、もうご近所のおじさん。

このところ、江戸期土浦の教育者沼尻墨僊のことをあれこれ、追いかけていて、仲間と面白い情報が見つかると共有して遊んだりしている。

市立博物館の特別展図録に参考文献が載っていて、『森銑三著作集第三巻』「谷文晁傳の研究」とあったので、ちょっと興味を惹かれて読み始めた。
何しろ、森銑三である。
ほとんど人を褒めない永井荷風が、「森さんのような人こそ、真の学者である」と評した人物である。杉浦日向子も慕っていたという。
自分的には完全に隠居して、時間が出来たらじっくり取り組もうと考えていた江戸学の始祖。
あえて、いまは読まずに老後の楽しみに取っておこうと考えていた作家の一人。
そんな遠い将来出会うであろう巨星と突然、書物の上で、「コンニチハ」してしまったのだが、この本、なんかすごく面白い本なのよ。(って、久々の中野翠調。渋い森銑三なんか語り出すと、気分はもう中野翠。)
なにしろ主人公の谷文晁って、俺が住んでた200年前に、同じ町下谷根岸で生まれたというのだ。
そうなりゃ、もうご近所のおじさん。
ちなみにこんな顔ね。

_

希代のクリエーターっていうより、会社の人事課あたりで、給与計算してる方が似合ってる感じ。
ひとは見かけで判断しちゃ行けないって思う。

それはともかく、急に身近な人物のような親近感がわいて、もうタメグチモードである。
生まれた時代が200年ズレてりゃ同じ小学校に通ったクラスメートになってたかもね、なんて軽く肩をたたきたくなる。
とっくに消滅した俺のアパートの隣に、いまでもある石稲荷神社は、江戸期からあったから、文晁くんもお参りしたかもしれないなんて考えると、古めかしい文体で書かれた森銑三の本が林家三平のような近所の有名人の噂話のように読めるから不思議だ。
沼尻墨僊の叔父にあたる書家沼尻修平が、谷文晁と一緒に松平定信から、定信自らの作庭による庭園浴恩園での雅会に招かれた様子を伝えた墨僊あての書簡が「谷文晁傳の研究」に載っている。
浴恩園とは中央区(それにしても、この区名なんとかならぬか!京橋区と日本橋区に再分割してほしい)観光協会のサイトによればこんな名園だったそう。

Photo

現在の雑踏の巷である中央卸売市場の地は、かつて天下の名園とうたわれた浴恩園があったところです。浴恩園は、寛政四年(1792年)白河楽翁公(松平定信)が一万七千余坪の地を得て隠居した地で、園内には春風池、秋風池、池を囲む築山などがあり、まさに塵外の別天地といわれていました。旧園の跡は関東大震災で消滅し、その面影を刻んだ銅版画のみが市場内に保存されています。

沼尻修平を通じて、俺のご近所さん谷文晁と土浦の墨僊さんが繋がっている。
みんなまとめて赤い糸で繋がってるんだよ。きっと。
あっと、ノリに乗って書いているうちに、気がついたら森銑三がどっか行っちゃった。
ま、いいか。
次の機会にしよう。
今夜はパクらしてもらった返礼に、中野翠に敬意を表して、中野さんの好きなチャーリー・パーカーで行こう。

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