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2014年6月21日 (土)

沼尻墨僊って、おれにとっては「何でも知りたい、やってみたい。」永遠のときめき少年、元祖キララくんって、イメージなのよ。

今週、「日本の古本屋」で買った『沼尻墨僊』(土浦市文化財愛護の会,1997年)が届いた。それまで、断片的に墨僊という人の情報は手に入ったが、まとまってその生涯や、業績を辿れる本は見たことがなく、この本はありがたい。

田沼時代と言われた徳川家治の治世に花開いた、華やかな江戸文化の中心にいた平賀源内が好きだ。
沼尻墨僊の多方面に渡る仕事を知り、土浦にもダ・ヴィンチがいたと思った。
墨僊は町人ながら、立派な教育者で、私塾天章堂には現在の茨城県南地域から、まんべんなく塾生が集まっていた。
派手で、山っ気の強い源内に比べて、実直で面白みに欠ける人にも見えるが、
 
手がるくも宝を得たり桃太郎
(その通り、桃太郎は手下を使って、鬼から宝を略奪しただけじゃないか。わかるわかる)
なんて、川柳を作るような茶目っ気もあった人で、まあ、そうでなきゃ、義務教育のなかった時代に、延べで601名もの塾生が慕ってこなかったでしょう。
ましてや、書道、絵画のような芸術、和歌、俳諧、狂歌、川柳といった文芸、さらに天文学、地理学、暦学研究、傘式地球儀やエレキテルの制作、井戸掘りのような土木技術まで、その活動範囲には驚嘆するばかり。
沼尻墨僊って、おれにとっては「何でも知りたい、やってみたい。」永遠のときめき少年、元祖キララちゃんって、イメージなのよ。
ところが、後年そんな墨僊を研究しているのが、学校の先生や学者さんなので、冒頭に紹介したようなしっかりとした研究者向けの良書は出ているが、一般人向けの軽い読み物がみつからない。
死去から68年目、大正13年になって国から勲章をもらい、なんか偉い人らしいけど、とりあえず神棚に乗せとこうってな成り行きで「忘れられた日本人」のジャンルに押し込められた感が強い。
ぼく自身も最近まで地球儀を作った人程度の認識で、これほどの偉人のわりには土浦の人たちにもなじみが薄いというのが、いまの状況。
土浦を襲った水害で失われたのか、1856年まで生きていたのに肖像画も残っていない。
ところが、ぼくはこういった「忘れられた日本人」に妙に反応してしまう性癖がある。
拙著『ぼくたちの野田争議』のサブタイトルは「忘れられた労働運動家松岡駒吉と野田労働争議」だった。
ぼくたちの手で墨僊を再び世に出してあげたい。
墨僊が160年ぶりに再度ブレイクするところを見たい。
早速プロデューサー感覚になって、この気の毒な偉人のことを思い、いてもたってもいられなくなる。
まずは墓参りと思い、お墓のある華蔵院に行ってみることにした。

Photo

この細い路地が参道である。数年前に設置されたという標柱がなければ、奥に寺院があることに気がつかないほど寂しい場所。

2

この小さな建物が本堂。簡素というより寂しいたたずまい。
墨僊のお墓らしきものが見当たらないので、本堂の裏に回る。

3

裏に回ってもこんな感じ。華蔵院の建物はこれだけ。

Photo_2

こんな感じの、寂れた感のある寺院の裏庭で、ひっそりと眠る墨僊。
すごく悲しい。
とりあえず、今日はここまで。
ちょっと気分を直すために、大貫妙子「懐かしい未来」

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