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2014年4月27日 (日)

浅草、両国、浅草橋といった個性の強い町に囲まれて、存在感の薄いエリアだった蔵前の古いビル街で、新しい文化が育っている。

連休前の日曜日、建築家のHさんと二人で、蔵前から新御徒町界隈を散歩した。
今回のお目当ては、ゲストハウス東京のホステル, ゲストハウス, バックパッカーズ | Nui.(ヌイ)
という不思議空間。
朝早い時刻に行ったら、若い外国人観光客が大勢いて驚く。

Img_2392

日曜日には、ほとんど人通りのないはずの蔵前に、これだけの観光客が来ている。

コンセントという雑貨屋さんではユニークな工業デザインの製品ばかり並べている。

いくら見ていても飽きない。

娘へのお土産に動物の形をした300円の輪ゴムセットを買ったら、丁寧にラッピングしてくれて、恐縮した。

KONCENT

少し歩くと、お昼になったので、リバーサイドカフェ シエロイリオ
でランチ。
食事をすませて、外に出ると、店外には長い行列が出来ていた。

Img_2395

隅田川周辺のこの辺りには近年若いクリエーターが多く集まっていて、自分でデザインした雑貨を自ら販売するお店が、あちこちに出来ている。
もともと、町工場が多いエリアだったが、「モノマチ」というイベントや、若いクリエーターを育てる台東デザイナーズビレッジの存在によって、職人さんとクリエーターがコラボして、この町からMADE IN JAPANにこだわった数々の製品が作り出されている。

下記のような著書があるセキユリヲさんというデザイナーのお店もみつけた。

また、このエリアでは活版印刷機を見かけることが多いのも、面白い。
オフセットやオンデマンドのプリンタ印刷が主流で、ほとんど見かけなくなった活版印刷だが、このエリアでは、どっこい生きている。
浅草、両国、浅草橋といった個性の強い町に囲まれて、存在感の薄いエリアだった蔵前の古いビル街で、新しい文化が育っている。
いまから、数年後、どんな町に育っているか楽しみだ。

松岡正剛の著書『日本流』にこんな一節があって、読むたびに、ぼくは心を奮い立たされる。

日傘や提灯や下駄を残そうというのなら、そこには職人の数、そのモノを使う場面の多さ、そのモノをいきいきとさせる意匠のセンス、そうしたもろもろのアソシエーションが一緒になって走るべきなのです。

MADE IN JAPANにこだわった製品群を見ていたら、松岡正剛の言葉を思い出した。

そうだ、おかず横丁に行ったら、意外にも看板建築の宝庫だということを発見した。

以前行った時は、店舗にばかり目が行って、上の方には目が行かなかった。

建築家と歩くと、やはり目線が変わってくる。

Img_2402

Img_2401

最後に蔵前のカキモリという小さな文房具店に行った。

Img_2405

オリジナルのノートを作ってくれるサービスもよかったけど、自分の店を中心とした町の地図を無料で配っている。
この地図「カキモリのある町」
の出来がすさまじくいい。溝川なつ美さんという人のイラストが和む。
このエリアでは、オリジナルの地図を作っている店が沢山あったけど、その中でもこれがナンバーワンで、無料でもらうのが申し訳ないほど。

町の小さな文房具屋でも、これだけの仕事が出来て、店内は人で溢れかえっている。

東京だから成り立つ店だと言われるかもしれないが、近隣の佐竹商店街は寂れかけているから、余計に、蔵前のがんばりが目立った。

明日は仕事だ。

マイケル・ブレッカーとジェイムス・テイラーのコラボDon't Let Me Be Lonely Tonight

を、本日の締めくくりに。


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コメント

お疲れ様です。さすがにまとめた内容がうまいですね。
蔵前はこれからも注目のスポットですね。
どんな感じに変わっていくのでしょうか?
楽しみですね。

蔵前の成功は、他の町でも参考にすべき点がありますね。谷根千のように文化人や歴史遺産がなくても、隅田川やスカイツリーといった地域特性を生かして、面白い町が作れるのは、励みになります。

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