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« そうか。 このどちらかの世界に近づくのではなく、どちらの世界も知っているのがいいんだ。 両方の世界を知っているのが、むしろ自分の長所なのかもしれないって、思えるようになった。 | トップページ | 例えば土浦から佐原まで約40キロの道のりを、イギリス人のようにフットパスを見つけて歩いたら、最高に気持ちいい「歩く旅」が出来そうだ。 »

2014年4月 9日 (水)

日々の暮らしの中に、ちょっとだけ「憩い」を取り入れる。 それが、このブログの存在意義なのでありまして。

先週の土曜日、少し遠出して、花見のために土浦を訪れた。
11時から17時まで、町を散歩しながら、写真を撮った.

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この6時間の間、入った店はたったの2軒。

城藤茶店とザックスオオヌマで、それぞれ2時間ずつ過ごした。

休日に外出するときは、いつもクルマで忙しなく、あちこち見て回って、バタバタと家路につく。

たとえ那須高原のようなリゾート地に行っても、都会と同じリズムで過ごしてきた。

ところが土浦では、靴を一足買い、コーヒーを一杯飲むのに、これだけの時間をかける。

そんなゆったりした時間の流れを感じて、心が喜んでいるのがわかる。

杉浦日向子が『杉浦日向子の江戸塾』でこんなことを書いている。

いま誰もが忙しすぎてちょっと料理が出てくるのが遅いと文句を言いますが、それでは、なんだかせっかくの味わいが半減するような気がします。

 

 『呑々草子』では、こんなことも言ってます。

遠くに出掛けるのに、時間を惜しんではいけない。道程を端折った合理化された旅なんか、旅じゃない。効率だの、有効だのと言いだすのは、シゴトだ。

 

やっとわかった。

おれたち、みんな、子供の頃からずっと、旅じゃなく、シゴトをやってきたんだ。

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なにも「スローライフ」なんて外来語を使わなくても、日本人は長い間ずっと、ゆったりしたリズムで暮らしてきた。

野田の醤油工場でも、大正期前半までは、食事を好きな時間に食べて、一日4時間労働、農業の忙しい季節は休みにするような自然な働き方があった。

ほんの百年ほど前に、遅刻という概念が導入されて、時間に追われる生活が始まった。

その変化の様子を『ぼくたちの野田争議』に書いた。

あの本の大正12年の部分が実は一番重要なのだと、今頃になって、思い返している。

ぼくたちが今すぐ、ライフスタイルを全面転換することなど不可能だ。

だけど、日々の暮らしの中に、ちょっとだけ「憩い」を取り入れることは出来る。

それが、このブログの存在意義なのでありまして。

土浦を歩いた気分にピッタリくる名曲。

細野晴臣「僕は一寸」

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