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2014年2月11日 (火)

「日本人の心が弱っている。」 都知事選挙の結果を見て感じたのは、ただそれだけ。

都知事選が終わって、久しぶりに上田紀行の『覚醒のネットワーク』を再読してみた。
1989年に仙台のカタツムリ社という、無名の出版社から出た本。
インターネットの普及していない時代に、口コミと手渡しで広がった。
この本をちょっとしたきっかけで、若い頃読んで、感銘を受けた。
その後講談社+α文庫で再発されたが、それも品切れのようで、古本で買うしかない

その後、カタツムリ社の社主加藤哲夫さんと知り合って、何度かご一緒したけれど、
数年前にガンで、早逝された。

加藤さんが今、生きておられたら、どんなコメントを残すのだろう。

それはさておき、文化人類学者の上田紀行さんはこの本で、強い権力や教祖に「おすがり」することを止めて、ひとりひとりが新しい時代のシャーマンになれと説く。

こんな言葉に心を打たれた。

自分自身がシャーマンになる、自分が動き、自分の中に広がりを見ていくという運動はそれゆえ、外部の権威に自らを委ねることのない究極の主体性を確立する自立の運動だとも言えるでしょう。

ネットワークに支えられているからこそ自立できる、自分の内側から湧きあがってくる力に満たされているからこそ外部の権威に依存しなくなる、そういった「自由な私」の獲得がそこにはあるのです。それは権威への「おすがり」を超えて、誰もが「自分が主役」になっていく運動なのです。

それからぼくは、生活の糧を得る勤め先の拘束時間以外、いかなる権威にも「おすがり」することを止めた。

そして、こんな茨木のり子の詩に心惹かれた。

「倚りかからず」

もはや
できあいの思想には倚りかかりたくない 
もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない
もはや
できあいの学問には倚りかかりたくない
もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくない
ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい
じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことやある

倚りかかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ

「日本人の心が弱っている。」

都知事選の結果を見て感じたのは、ただそれだけ。

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