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2013年10月12日 (土)

水郷土浦という昔懐かしい町に、こんな素敵な人がいること、最高の僥倖だと思う。

茨城県に関係する本を少しずつ集めているうちに、土浦の開業医で作家の佐賀純一さんを知った。

『浅草博徒一代』
『絵と伝聞 土浦の里』
『田舎町の肖像 MERORIES OF SILK AND STRAW』
『霞ヶ浦風土記MEMORIES OF WIND AND WAVES』
『戦争の話を聞かせてくれませんか』
といった著書がある。
多くの本が海外でも出版され、高い評価をうけている。
中でも伊地知栄治というやくざのたどった生涯を書き綴った『浅草博徒一代』は、
名盤の誉れ高いボブ・ディランのアルバム『ラヴ・アンド・セフト』収録の歌6曲に
引用されている箇所があるというので、話題になったそうだ。
メディアが盗作疑惑だと騒いだこの問題に対して、佐賀さんは新潮社から出ている
文庫版のあとがきの中でこんなふうに書いている。

その涼やかな人柄がうかがい知れる名文だと思う。

伊地知栄治氏と出会ってから二十年以上の歳月が流れた。彼と過ごした炬燵の日々の記憶が消えかけようとしたとき、ボブ・ディランという偉大な歌手が新しい命を吹き入れてくれたことを、私は心から感謝している。なぜこのような不思議が起きたのか、分からない。恐らく「伊地知栄治のはなし」には、民族や文化の違いを越えて共感を呼ぶ魂が宿っているのだろう。だから私にはこの新装版が、ボブ・ディランからの密かな贈り物のように思えてならないのだ。

たったこの5行を読んだだけで、佐賀さんのキラキラした感性が息づいていることが
わかるでしょう。
心の奥深くに、するっと入ってくる名文で、一文字たりとも無駄がない。
こんな風に書けたらいいって、思うとおりの文章で、書き写すのが気持ちいい。
佐賀さんの作品は全部、こんな名文で綴られているので、欧米で日本研究のテキスト
として、翻訳されるのかもしれない。
そして、水郷土浦という昔懐かしい町に、こんな素敵な人がいること、最高の僥倖だと思う。

佐賀さんの文章と同じように、枯れた味わいのあるBob Dylan のLove and Theftから

"Moonlight"

何度も聴いているうちに、目頭があつくなってきた。

 

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