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« ちょっと前の「スペクテイター」という雑誌をパラパラ見ていたら、坂口恭平とロイド・カーンの対談が載っていて、カーンの言う「キャピタリズムから身を守る空間」という言葉が強く印象に残った。 | トップページ | ぼくは、強い日本よりも、しなやかで、賢い日本で暮らしたい。 21世紀の日本社会が時代の波に、押し流されてしまわないように、先見の明をもった 為政者の登場を期待している。 物わかりのいい爺さんになるのは、もう少し先延ばしにしよう。 »

2013年10月20日 (日)

暮らしに関わる様々な分野で地域文化を壊しながら猛進するキャピタリズムにどのように対処していくか、日本人の叡智が問われている時代だと思う。

「日本酒文化の会」という団体があると、知人に教えてもらった。
ウェブサイトを見に行くと、設立趣旨にこんな一文がある。

冷戦体制(「東西(政治経済)対立体制」)の崩壊と資本主義の変質(新自由主義、市場至上主義、グローバリゼーション)は、 日本においても、国レベルの文化の破壊のみならず、国を構成する多様な地域文化の崩壊を、負の産物として生み出しつつあります。この力は、日本一国で抗う ことは到底できないくらい強力な波であることを、いま、私たちは身をもって感じています。

    その上さらに、日本は、「3・11」の事変により、東北地方を中心に大きなダメージを受けてしまいました。このような時代に、如何にして日本という生活・文化・経済共同体を立て直すことができるだろうか? この問いが、この会の出発点=原点です。

    日本社会を再活性化し、日本の文化を守るためには、地域社会の文化・産業を守ると いった保守的な姿勢に止まらず、モンスター化した市場経済の実態を怜悧に観察分析し、構造を把握し、活用すべきは活用し、新たな日本の文化を、伝統の上に 立って再創造すること、それが、私たちの喫緊の課題です。このような認識の上に立ち、私たちはもっとも注目すべきは、日本酒とそのメーカーである酒蔵であ る、と考えます。

昨日は、住宅をテーマに、坂口恭平やロイド・カーンが語る「キャピタリズムから身を守る空間=シェルター」としての小屋の力について書いた。
暮らしに関わる様々な分野で地域文化を壊しながら猛進するキャピタリズムにどのように対処していくか、日本人の叡智が問われている時代だと思う。
P.F.ドラッカーは20年も前にポストキャピタリズムについて書いた。

ドラッカー名著集8 ポスト資本主義社会

19世紀にW・モリスはキャピタリズムが壊した美しい中世の社会を再構築しようと、『ユートピアだより』を書いた。

首相は世界一企業が活動しやすい国にするなんて、スローガンを掲げ、キャピタリズムを批判するだけで、売国奴なんて言われかねない昨今の日本だが、大上段に構えて社会批判するのではなく、「日本酒文化の会」のように、しなやかに、したたかに、小さな酒蔵を応援するという趣旨が素敵だ。

そうだ。

東上野で酒店を経営しながら、たった一人で日本酒プロデューサーとして、同じ様な活動をしていた先人故関矢健二さんを思い出した。


上記のウェブサイトにはこんな一文もある。

ワインに関しては、当然のこととなっている料理とのマリアージュに関しては、これまで、あまりやられてこなかったので、これを実行することによって、日本酒の市場と食文化としての外延は、大きく拡大します。

まさか60歳で急逝されるとは思わず、軽い気持ちで関矢さんと世間話をするたびに、「料理とのマリアージュ」について、語っていたことを思い出した。

こんな一文もあった。

最近、行われているもう一つのマリアージュ。それは、音楽を聴くと、日本酒を利くを掛け合わせた、日本酒と音楽の出会いである。これは、これまでになかった、新たな試みであり、日本酒の市場と文化を活性化させる大きな原動力になります。

関矢さんがプロデュースした綺麗で、香り豊かなお酒を飲むと、小春日和の野原を散歩するようなビル・エバンスの「ワルツ・フォー・デビー」を聴きたくなる。

関矢さんの店は少し遠いから、これから新松戸のますよし酒店 に行ってみよう。

日本酒文化を伝えようと、一生懸命がんばる店が近くにある。
それが何よりもうれしいから。


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