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2013年7月20日 (土)

首都圏にしがみついて、休日をスーパーやショッピングモールで過ごすより、すこしずつ生活空間を広げて、首都圏と地方を股にかけて暮らす。別荘なんて持ってなくても、安くてくつろげるゲストハウスも、どんどん増殖中だって、若い人に教えてもらったから。

若い頃、少し勉強した大塚久雄の西洋経済史に「局地的市場圏」っていう言葉がある。
「グローバル経済」の嵐が吹き荒れて、TPP交渉がどうの、こうのって、論議がある昨今。
「局地的市場圏」という言葉が、強く胸に迫る。
今の人たちなら、英語にしたほうがわかりやすいかもしれない。
Local Market Area ということ。

産業革命が始まる前、資本主義社会が形成されるプロセスで、手工業の時代には、大都市の遠隔地貿易とは違う、農村手工業が盛んで、地域に根ざした市場圏が存在していた。
資本主義社会は遠隔地貿易の発展型ではなく、農村工業が徐々に力をつけていく過程で形成されたというもの。
やがていくつかの局地的市場圏が重なり合って、国民経済が形成される。
おおざっぱに言うと、そんな学説だったような記憶がある。

西洋だけでなく、日本社会にも当てはまる、いや、あてはまらないと、経済史の学者さんたちの間では、いろいろ論議がある学説のようだが、グローバリズムに席巻されて、国民経済が危機に瀕している今、局地的市場圏ていうコンセプトは、魅力的だ。
インターネットが普及した今だからこそ、再発見されるべきコンセプトのように思える。
政府が自ら自国通貨の価値を下げる危険な「アベノリスク」の対極にある世界。
実態のないムードだけで、経済が浮揚し、株価が上がって大もうけ出来ると考えている軽薄な人たちとは違う、実際にモノを作って売る人が市場に参加する世界。

大企業が儲かっても、雇用は増えないよ。
だって、工場は海外に出て行くし、株だって海外の投資家が所有しているんだもん。

それよりかさあ、インターネットや高速道路が発達し、関東の北端那須町でも気軽に行けるし、リアルタイムに情報が入るようになったんだから。

地方に出かけて行って、局地的市場圏が復活するように、地元のお店にお金を落として帰ってくる。対価は買ったものの価値ではなく、心のリフレッシュだと思う。

首都圏にしがみついて、休日をスーパーやショッピングモールで過ごすより、すこしずつ生活空間を広げて、首都圏と地方を股にかけて暮らす。

地方に別荘なんて持ってなくても、安くてくつろげるゲストハウスも、どんどん増殖中だって、若い人に教えてもらったんだから。

国家の未来なんぞ考えると、暗澹たる思いに支配されそうだけど、日常の暮らしのレベルから変革を起こすってのも、悪くない。そう思えてならない。

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