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2013年3月20日 (水)

『東京家族』は『東京物語』とは、全く別の映画であり、若者たちの脱『東京』に未来への希望を託す映画でもある。

山田洋次監督の『東京家族』という映画が気に入って、二回も観てしまった。

そこで、今朝はこの映画の下敷きになっている小津安二郎監督の『東京物語』をDVDで見直してみた。

二つの映画を隔てている時の流れに思いをはせる。

昭和二十八年、空襲で焼け野原になった東京が、まだ若くて、元気だったことにショックをうける。

いまは誰もが疲れて、イライラしている、東京。

一見、豊かになったけど、人と人のつながりが失われて、人口は増えて、周辺農村まで宅地化して、さらに巨大になったのに、中身は空疎な街になった東京。

映画の舞台も古い下町の風情が残る堀切や上野から、多摩地区や池袋に替えた山田監督の意図がよくわかる。

この映画を観て、東京に憧れる人はいないだろう。

そして、国民一丸となって追求してきた経済成長の結果が、ものを大事にしない、ゴミを増やし続ける、惨憺たるいまの暮らしだったことを、教えてくれる。

そういえば『東京家族』のテーマはいろいろあるけれど、ゴミもテーマのひとつ。

ファーストシーンが尾道の美しい常夜灯だった『東京物語』に対して、『東京家族』では、冒頭に東京のゴミ置き場が撮されている。

そして、父親や兄弟からゴミのような扱いを受けている妻夫木聡演ずる次男の昌次が、一番輝いている。

そんな昌次は『東京物語』では戦死したことになっていたわけで、『東京家族』は『東京物語』とは、全く別の映画であり、若者たちの脱『東京』に未来への希望を託す映画でもある。

ネットでは、リメイクがどうのと、小津監督と山田監督の比較論でトンチンカンな評価ばかり出ているけれど、この映画はリメイクではない、現在の東京を描いた問題作であり、山田監督の最高傑作だと思う。

『東京物語』と比較するのもいいけれど、ぼくはちょうど五〇年前の山田監督作品『下町の太陽』と比較して、興味深く観た。

ロードショーはもうすぐ終了するけれど、DVDでもいいので、ぜひご覧下さい。

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