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2012年11月 4日 (日)

芦野のような古い建物のある町で、斬新なデザインの那須歴史探訪館に入館し、座布団に座って、絵や庭を眺めていると、時間がゆっくりと流れてゆくのがわかる。

先週は、父方の叔父や叔母が相次いで亡くなり、栃木県と茨城県の県境筑西市にある父の実家に行ってきた。

約30年ぶりに訪れた父の実家である。

子どもの頃、訪れた時は、ちっとも面白いと思わなかったが、江戸時代の名主の家なので、当時の槍かけなど、いろいろ古いモノが残っていて、いまとなっては大変貴重な建物だと感じた。

庭には樹齢400年の木犀があった。

若い頃は、そんなもの全く興味がなかった。話を聞かされても、うわの空だった。

けれど、少なくとも400年という歳月、わが祖先がここで、暮らしてきた。

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リレー走者がバトンを渡すように、我が先祖が命をつないできた結果、いま自分がこうして生きている。

木犀の木は、そんな命のリレーを見つめてきたのかと思うと、厳粛な気持ちになる。

そして、昨日は栃木県那須郡になる古い宿場町芦野に行った。

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喧噪と車の渋滞にうんざりする那須高原から車で30分程度。黒田原の街の東にある古駅。

谷根千や根岸で、活動していた若い画家の大平夏澄さんが地元に帰って、いとこのお嬢さんと二人で、お里カフェ遊行茶屋というお店を切り盛りしている。

さらに、芦野里づくりプロジェクトアシノビトという団体を作って、地域で活動する。

こういう活動を知ると、東京で活動しているこっちも気合いが入る。

以前紹介した東京墨田区のご当地アイドル、帰ってきたキューピッドガールズも、アシノビトも、同じように、自分の住む町に誇りをもって、魅力をアピールしてゆこうとする気持ちは、けなげで美しい。

江戸一極集中ではなく、国土が均等に発展するように、それぞれの地域性に根ざした産業が奨励されたことも江戸時代の魅力のひとつ。

明治の後半から東京は人が多く集まりすぎて、もはや飽和状態。

そして、東京と同じように商業主義に毒されつつある那須高原は、すこしづつ魅力を失いつつある。

芦野のような古い建物のある町で、斬新なデザインの那須歴史探訪館に入館し、座布団に座って、絵や庭を眺めていると、時間がゆっくりと流れてゆくのがわかる。

子どもにはわからない大人の憩いの時間である。

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