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2012年5月19日 (土)

浅学非才な男が、下手くそな小説を書いて、小説家を気取ってもたかが知れている。だけど、勤め人をやっている一方で、大工になって、こっそり山小屋を作ったり、歴史家になって本を書いたり、余暇を利用して、こんだけいろいろやれるんだって、事実を積み重ねていくことは、価値があるんじゃないかなあ。

最近、プライベートで肩書きなしの名前と住所だけの名刺を出す時に、なにか言わなきゃいけないと思い、週末文筆家という肩書きを名乗ることが多い。

週末文筆家というのは決して謙遜しているわけではなく、結構まじめに考えて、それなりの矜恃をもって名乗っているつもりだ。

江戸時代、駿河小島藩のまじめな武士倉橋格がどのように変化するかというと、

江戸で狂歌連のメンバーになり酒上不埒(さけのうえのふらち)と名乗るようになりました。また、彼はその鋭い観察力と風刺力で、見事な黄表紙(漫画本)を何冊も刊行しますが、そのときの名前は恋川春町(こいかわはるまち)です。江戸は、個人がひとりの人間としての一貫性を求められない場所だったんです。ひとりの人間が名前を変えて、絵を描き、小説も随筆も書き、俳句もつくっているような社会です。他人はそれぞれの顔を別の人間だと思っているし、べつに詮索することもない。

田中優子が『池波正太郎「自前」の思想』で話す、こんな江戸人に憧れる。

プロの作家になって、筆一本で食べられるようになって、一人前だという考えは立派だと思うけど、なんだか窮屈な気がする。

藤村さんの本『月3万円ビジネス』のように、いろんなことをやって、少量多品種な稼ぎ方をするのもいい。

「半農半X」っていうのもあったなあ。

そうだ。明治時代生まれの、自分の祖父だって、そんな感じだった。

決して農民とは言い切れない多彩な稼ぎ方をしていた。

一番やりたかったのは、柴又の「川甚」のような川魚料理の店だったらしい。

浅学非才な男が、下手くそな小説を書いて、小説家を気取ってもたかが知れている。けれど、勤め人をやっている一方で、大工になって、こっそり山小屋を作ったり、歴史家になって本を書いたり、余暇を利用して、こんだけいろいろやれるんだって、事実を積み重ねていくことは、価値があるんじゃないかなあ。

縄文時代も面白いけど、やっぱり倉橋格がいた江戸時代も面白い。

肩から重荷を下ろして、楽に生きる。

今日も、そんなことばかり考えている。

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