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2012年5月31日 (木)

朝日新聞出版は川本三郎さんに断られたので、仕方なく三浦展のネームバリューにすがったのかと、出版社の良識まで疑ってしまいたくなる。気分が悪くなってきたので、ここで終わり。

先日、たまたま覗いた大塚の本屋で見つけた吉田章一『東京落語散歩』角川文庫が、すごくいい。書いたのは東大を出た技術者の方で、落語好きがこうじて、青蛙房から単行本として出たらしい。

青蛙房は江戸東京関係書籍の出版社としては最高峰だと思う。

正直言って、ダメな本を見たことがない。

ぼくは古書店で青蛙房の本をみつけたら、極力買うようにしている。

それはさておき、この本が素敵なのは、ディテールを大事にしていること。

職業作家が書いたものは、文才で逃げてしまい、細かいことを、はしょってしまう傾向がある。

ところが、この本ではすべての登場する施設について可能な限り、住所が詳しく載っている。

巻末の資料編ではなく、本文中に何丁目、何番地、何号まで出ている本は珍しい。

さすが理科系の技術者の感覚はちがうなあと舌を巻いた。

もし住所を間違えていると、いろいろ問題が出るので、こういう風にデータ化されている本は少ない。

とっても手間がかかったと思う。

税込み514円では申し訳ないほど、濃厚な本で、ちょいと感動した。

それに比べては吉田章一さんに失礼だけど、「下流社会」の三浦展『スカイツリー東京下町散歩』朝日新書は、立ち読みでもうたくさん本の典型。

下町から江戸川を越えて、市川界隈について、多少知っている、散歩好きの書き手なら、だれでも書ける本だよ。これは。

三浦氏がホントに自分でこのコースを歩いたのかどうかも怪しい。

国府台のじゅんさい池のすぐあとに、京成八幡の大黒家が出てくるけど、どう考えても軽く散歩でゆく距離じゃない。

自分で歩いていれば、じゅんさい池の次に、里見公園や真間の手児奈霊堂などなど、市川自慢のスポットが目白押しで、いきなり遠く離れた大黒家を紹介する気持ちになどならないはず。

ちょっと読者をバカにしてないか。

この本が税込み1,050円か。『東京落語散歩』の二倍強の値段だ。

10年くらい前だったか、泉麻人が同じエリアを自転車で走る本を書いたけど、あれはホントに、走ったことがわかって、好感が持てる本だった。

ジャスコ化する社会を書いた当時は、なかなか面白い着眼をする人だと思っていたけど、

この人の場合、新しい本が出るたびに、がっかりさせられる。

基本的に本が好きなので、どんな本でも、本の悪口は書きたくないけど、これはちょっと許せない。

下町や市川を書くなら、いくらでもいい書き手がいる。

朝日新聞出版は川本三郎さんに断られたので、仕方なく三浦展のネームバリューにすがったのかと、出版社の良識まで疑ってしまいたくなる。

気分が悪くなってきたので、ここで終わり。

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