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2012年4月30日 (月)

ぼくが、もし居酒屋で古い歌を唄うなら、戦争の歌じゃなくて、「いつでも夢を」が唄いたい。だって戦争の先には多くの死や絶望があるだけで、夢や希望はないからね。

このひと月近く、お酒をやめていたのに、昨日は友の会研究誌30号記念パーティということで、久しぶりに飲んだくれた。

家に帰る途中、近所の居酒屋の前を通ったら、中から「加藤隼戦闘隊」の合唱が聞こえて、いきなり酔いが吹っ飛んでしまった。

どんな人たちが唄っているのか、わからないけど、戦中派が多数を占めていた昭和20年代や30年代じゃないんだぜ。21世紀だよ。

だけど、自民党や、みんなの党や、たちあがれ日本の、時代錯誤な憲法改正案もあるしなあ。

なんだか複雑な気分になる。

『ぼくたちの野田争議』を書き終えて思うのは、労働者の人権が認められていない戦前の社会に似たような世の中が、復活しつつあるんじゃないかということ。

そして、労働三法の存在も労基署の役割も形骸化していて、為政者や行政は働く人たちの本当の苦しみに対応できていないんじゃないかっていうこと。

就職って人生の一番大きな問題のひとつなのに、ちまたには無駄な情報ばかりあふれていて、学生たちが夢を持てるような世の中へ移行する道筋は見えてこない。

子供の頃から、きびしい受験競争を勝ち抜いてきた高偏差値の学生でも、いざ就職になると、さらなる厳しい競争にさらされる。

大きな会社は中国市場ばかり見ているから、中国人の優秀な人材の確保にやっきになり、優秀な日本人の学生でも、資本の論理が剥き出しになった国際間競争に敗れて、無力感をつのらせてゆく。

敗者ばかりが世の中に積み重なってゆく社会なんて、元気になりようがない。

貧富の格差が拡大すればするほど、社会は不安定化し、殺伐としてくる。

カリスマ的といわれる政治家の極端なナショナリズムと、排外的な強い口調の物言いが、大衆の喝采をうける素地が形成されてゆく。

マスコミが暴走する世の中に警鐘を鳴らすことなど、ひとつも期待してはいけないということも、3.11以降明らかになってしまった。

こんな日本で全体主義国家を作ることなど、赤子の手をひねるようなもんだろう。

いつ第二のヒトラーやムッソリーニが出てきてもおかしくない。

こんな大きな話、正直言って、学者でもない平凡な男には、どうすれば解決するのかわからないが、大金持ちにならなくても、つつましく、家族仲良く暮らしているような、庶民が世の中の大勢を占めてるいることが、日本社会に安定と秩序をもたらすことくらいはわかる。

「格差など大した問題じゃない」なんて居直った、「心から愛が欠落した」うすっぺらな男に、マスコミもぼくたち国民もだまされていたことを深く自覚しようよ。

書く前にあらかじめ意図したわけではないが、結果的に『ぼくたちの野田争議』の背後にあるテーマは、明治の末期から1920年代までの大正デモクラシー社会の成立と、その終焉だったと思う。

その時代は地方の活力を奪うことによって、大都市周辺に中産階級の居住地が形成されていった時代でもあった。

だったら、一度、明治の中頃まで歴史をさかのぼって、大都市一極集中型の社会のあり方を問い直すようなムーブメントが生まれると、うれしいのだが、地域分散型社会どころか、「日本人の誇りを取り戻せ」といって戦争を賛美するようなスローガンが目立ち始めた世の中だ。

「歌は世につれ、世は歌につれ」という。

「加藤隼戦闘隊」の歌を楽しそうに唄うようなメンタリティが、復活している。

そんな世の中に対抗するために、拙著の出版を機会に、さらに近代史の勉強をやってみよう。

そして、ぼくが、もし居酒屋で古い歌を唄うなら、戦争の歌じゃなくて、「いつでも夢を」が唄いたい。

だって、戦争の先には多くの死や絶望があるだけで、夢や希望はないからね。

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