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2012年4月28日 (土)

自分でデザインする能力はなくても、みんなが集まれる読書空間を作って、お茶やお菓子を食べながら、わいわいと企画会議をやる場所を提供することくらいは出来そうだ。

先日、星哲郎さんのブログを見ていたら、石山修武の『秋葉原感覚で住宅を考える』が紹介されていた。

若い頃ずいぶん影響を受けたこの本に久しぶりに目を通す。

その中でも「工房の夢」というエッセイ(あるいは掌編小説でもある)が、当時のぼくのお気に入りで、石山さんのグループと那須高原でセルフビルドを始めた時も、ずっと「工房の夢」が念頭にあった。

それから、20年経って、だいぶ忘れかけていたときに、この本の存在を星さんが思い出させてくれた。

ブックカフェのようなものを作ろうかと考えているなんて、数日前のエントリに書いて、ブックカフェに関する文献を何冊か見たけど、ううううーん。つまんないなあ。

個人でブックカフェをやっておられる店主の方には、敬服するけど、本とお茶を楽しむのは、別にブックカフェでなくていい。

JJ氏のように古書店で本を買ったら、いそいそとお気に入りの喫茶店に入って、お気に入りの席に座って、そこで本を開けばいい。

たぶん、ぼくがやりたいのはそんなことじゃないと考えていた矢先に「工房の夢」を思い出した。

「このセンターの面白いところは、デザイン運動がそのまま現代社会批判へとストレートに結びついていることなんです。つまり、新しいモノはもうすでに十分すぎるくらいにつくられている。もうモノは要らないのだというのが基本的なセンターの認識なわけです。」

「それは、たとえばガラスビンや空罐のリサイクル運動と同じような概念なんでしょうか。」

「そうです。簡単に考えれば、廃品回収業と再生業、それにデザインと設計業が絡んで、しかもそれらを連結しているのが、さまざまなメディアの受信・発信機能なんです」

(中略)

こんな工房とも工場ともマーケットともつかぬ場所を、わたしたちの社会のうちにつくり出す必要がある。できれば出版機能もあったほうがいい。場所も資本も機会もない建築家風情がなんの「上の空」話を、と思われるだろう。

ぼくは、石山さんが言う「建築家風情」にもなれない、取り柄のない平凡なサラリーマンだけど、時代が進んだことで、当時は石山さんの才能をもってしてもできなかったことで、可能になっていることがあるはずだと思う。

自分でデザインする能力はなくても、みんなが集まれる読書空間を作って、お茶やお菓子を食べながら、わいわいと企画会議をやる場所を提供することくらいは出来そうだ。

例えば、美しい那須高原の緑に囲まれて、徳川時代の江戸にという町に思いをはせながら、小島豊美さんの重ね地図に入力するためのデータづくりをやりたい。

いま、ぼくの手元には『江戸さいえんす図鑑』なる本がある。

こんな、いにしえの技術に思いをはせながら、21世紀の新しい技術について考えるのが楽しい。

例えば、こんなのはどうだろうか。

国立国会図書館の公開画像で司馬江漢の銅版画「三囲景」を見てみる。

Jpegoutput1

『江戸さいえんす図鑑』に載っている「のぞき眼鏡」で見る絵なので、左右が反転しているけれど、左側が向島の三囲神社、正面に描かれているのが、筑波山である。

今はこの土手の上を首都高速道路が覆っているけれど、こんな絵を見れば、本来の緑豊かな美しい隅田川を想像することが出来る。

こうして、イマジネーションが泉のごとく溢れてくる。

そんな瞬間が、なによりも好きな至福の時間だと思う。

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