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2012年3月25日 (日)

ゴールデンウィークの一日くらい、会社のことも、放射線量のことも忘れて、水元公園の木陰で「ウォールデン」なんか読むのもいいなあ。

ああ、やっとさっき終わったぜ。
『ぼくたちの野田争議』第2校。

校正というよりヴァージョンアップ。
ヴァージョン2でユニテリアン・キリスト教の説明を追加した。
まさか、この歳になってアメリカのキリスト教の教義について書くことになるなんて、
夢にも思わなかった。
20代の頃銀座の教文館まで通って、せっせと集めたキリスト教関係の本を、置き場に困って数年前に大量に廃棄処分してしまったのだ。
だから資料集めから始まって、時間も手間も大変だったけど、収穫もあった。

それはエマソンやアメリカルネサンスの作家たちを再発見したこと。
エマソンは今回初めて読んだが、ホイットマンの「草の葉」や、ソローの
「森の生活(ウォールデン)」にイメージだけであこがれて、若い頃読んだことがある。
なんとなくいいなあって、思ったが、どこがいいのかうまく説明できなかった。
酒本雅之さんは『アメリカ・ルネッサンスの作家たち』岩波新書で、このように書いている。

魂にそなわる無限の奥ゆきに、このように全面的に信仰を捧げること、―これがエマソン思想の原点とも言うべき「自己信頼」(Self-Reliance)の実質だ。自分の内面には神が宿っており、どんな外界の権威にも惑わされることなく、ひたすら内面の声に無条件に従おうとする態度だ。

若い頃だったら、「ただのわがままじゃん」なんて思って、自分の尺度で片付けてしまい、
すうっと読み流してしまったこんな文章が、どれほどすごいことを書いているのか、
やっとわかってきた気がする。
今でもエマソンの『自己信頼』はオバマ大統領の愛読書といわれるゆえんだろう。

若いときは諸先輩方のアドバイスという名の雑音がいっぱいあって、自分の内なる声に耳を傾ける余裕などなかった。

この10年間バカ・ブッシュのようなアメリカ人のイヤな面ばかり見せつけられて、
ぼくはちょっとアメリカを嫌いになっていた。
アメリカ人の精神の源流にエマソンやホイットマンやソローがいることを忘れていた。
この30年の間に新訳も出ている。
ゴールデンウィークの一日くらい、会社のことも、放射線量のことも忘れて、

水元公園の木陰で「ウォールデン」なんか読むのもいいなあ。

音楽はムズかしいことなんか考えず、いつだってご機嫌なピチカートファイブの「Happy Sad」

ついでにボーカルの野宮真貴が書いたへんてこりんな本「おしゃれ手帖」

も面白かったので、ご紹介です。

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