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2012年2月25日 (土)

そして、彼らが私を攻撃したとき、 私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった。

松岡駒吉という労働運動家がいた。
いまの連合の前身である友愛会~総同盟の会長で、基礎をつくった人物だ。
民社党へと分裂する前の社会党右派の政治家として衆議院議長までやった人だけど、ほとんど忘れられた存在で、「ぼくたちの野田争議」の取材をはじめるまでは、全然知らない人だった。

そんな松岡の最大の功績は、戦後すぐに労働界の先頭にたって、労働組合運動を復活させたことだと思う。

「戦前の日本では、労働組合は非合法な組織だった。」

もう一度、言う。
 「戦前の日本では、労働組合は非合法な組織だった。」

しつこいようだけど、もう一度、言う。
 「戦前の日本では、労働組合は非合法な組織だった。」

戦後生まれのぼくたちには理解出来ないが、組合活動をしただけで虐殺された人がいる。
関東大震災直後のどさくさに起きた「亀戸事件」の平沢計七とその仲間たちである。
大杉栄一家が甘粕正彦に殺されたことは有名だけど、それ以上に重要だと思う「亀戸事件」のことはあまり知られていない。
平沢計七は、松岡のいた友愛会から独立して、南葛飾労働組合を作って、戯曲や小説を書いたり、平和的に今で言う生協活動のようなことをやっていた人物である。
左翼ではあったけれど、決して人に危害を加えるような人物ではないのに、警察に不当逮捕され、習志野騎兵第13連隊によって虐殺された。

それもこれも労働組合法も労働基準法も労働関係調整法もない戦前社会だったゆえ。

戦後、労働組合が合法化されるように尽力した松岡の仕事が、どれほど意義深いことかよくわかる。

自民党の一部や、橋下某のような復古主義者の政治家たちが、労働組合を目の敵にして、襲いかかってくる時代が到来している。

一方では検察や警察がどれだけデタラメに、罪なき人を犯罪者に仕立て上げるのか、徐々に明白になってきている。

いま、「ささやかな勇気を奮い起こし」てがんばらないと、戦前の暗黒時代に引き戻されるのではないか、肌にヒリヒリと感じる危機感がある。

最近印象に残ったこんな言葉があった。

私たちとしては、ひとりひとりがささやかな勇気を奮い起こし、最後の行に至る状況になる前に、行動を起こそうというのが、会の趣旨です。

彼らが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は共産主義者ではなかったから。

社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった、
私は社会民主主義ではなかったから。

彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は労働組合員ではなかったから。

彼らがユダヤ人たちを連れて行ったとき、私は声をあげなかった、
私はユダヤ人などではなかったから。

そして、彼らが私を攻撃したとき、
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった

「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」のホームページにあった。

この会がどういう団体なのか、知らないから、会の活動についてコメントはできないけれど、ナチスのホロコーストから生還した、ドイツの神学者マルティン・ニーメラーのこの言葉には強く共感した。

検察の問題、原発の問題、維新の会の問題、TPPの問題、全部つながっている。

すべてぼくたちの日常生活に深く関わってくる問題で、ひとつして見逃していいはずはない。

左翼ならざるぼくのような保守的な人間が、「ぼくたちの野田争議」を書いて得た最大の収穫は、そんなことなのかもしれない。

文章とは関係ないけど、終戦後の新しい日本を強く感じさせる名曲「胸の振子」を雪村いづみとキャラメルママの演奏で。

高校時代になけなしの小遣いをはたいて買ったアルバム「スーパー・ジェネレーション」から。

「スーパー・ジェネレーション」は服部良一の作品集だけど、ぼくは中学の先輩で手の付けられない不良少年だったらしいサトウハチローの歌詞に魅力を感じてます。





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