行き過ぎたデジタル依存症は町を壊す。
朝日新聞のザ・コラムにアメリカの本屋さんの話が載っている。
アメリカでは電子書籍の登場とAmazonの存在が本屋さんを脅かしているのだそうだ。
ぼくの家の周辺でも、本屋さんはどんどん消えている。
家から一番近い大金平書店も数年前に消えた。
次に近かった新松戸の泉書房はずっと前に消えた。
そういえば北小金の綿貫書店も最近整体のお店に変わった。
歩いていける距離にあるお店は数えるほどしかなくなってしまった。
一方Amazonは絶好調で、ぼく自身もAmazonをよく利用し、新刊本を購入する。
以前、本屋さんで本を注文しても、何日かかるかわからないと言われて、愕然としたから。
本の流通は明らかにオカシイ。
電子書籍に流れた人も多いかもしれないが、どちらかというと本離れと書店離れと大規模店舗の展開というトリプルパンチが町の本屋さんを襲っているように思える。
町の本屋さんに未来はないのか。
ザ・コラムには、住民が集会を開いて閉店しかかった書店を救った話や、作家と出版社に勤めたサラリーマンが共同で書店を開いた話といった面白い話が載っていて、少し希望がわく。
ぼくは最後に載っていた60代の読書家の発言に共感した。
「アマゾンの大ファンで日用雑貨はどんどん買いますが、かなり悩んだ末、本を買う習慣だけは断ちました。書店が消えると本当に困るんです」
ぼくも最近、Amazonで新刊本を買うのはやめにした。
松戸駅前の堀江良文堂に行けば、ビックリするほど早く、新刊本を取り寄せてくれる。
それ以上早く欲しい時は、仕方ないので、何でも揃う池袋のジュンク堂に行く。
行き過ぎたデジタル依存症は町を壊す。
改めて、その思いが強くなった。
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