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2011年11月20日 (日)

岡倉天心の21世紀

東葛出版懇話会の二次会で、茨城大学大学院の小泉晋弥教授とお話しすることが出来た。

エライ人は苦手なので、遠くに座っていたのだが、周囲の先輩方に背中を押されて、挨拶するハメになってしまった。

ところが、とっても気さくな方で、何から何まで意見が一致するので、びっくり。

東京芸大を出て美術史を専攻し、現在は岡倉天心の研究者として名高い方。

津波で流された天心の六角堂再建に奔走している。

3.11以降の日本が世界で果たすべき役割を天心とインドの詩人タゴールに託して、語ってくれた。

石山修武が『現代の職人』の中で、こんなことを書いている。

ウィリアム・モリスという人物や、その商会活動、工房の日常を一度実見できたらどんなにはげみになっただろか。デザインというものにファッション以上の何ものかを望みたいと願うものならば必ずモリスが実践し、かつ夢見た世界、その大きな全体性にゆき会う。

日本でモリスを考える程の問題を投げかけてくれる位の人物を探すことは難しい。岡倉天心や柳宗悦が生きていれば、それこそ砂を蹴立てても会いにゆくのだが……。

20年前に石山さんのこの一文を読んだ時から、天心は気になる思想家だった。

そして、今日は明治時代の天心の思想が20世紀どころか、21世紀に通用する先見性を持っていることを小泉教授から教わった。

福沢諭吉の「脱亜論」から、岡倉天心の「アジアは一つ」へ。

3.11に続いて、TPP問題に国中が揺れる今だからこそ、再考すべきテーマだと思うがどうだろうか。

そして、いま松戸で展開している松戸アートラインというのも、たとえば天心や柳やモリスをどんと中央に据えて、ぼくらの暮らしの芸術化を目指す内発的な動きだとしたら、手放しで賞賛したいが、松戸に関係ない若者たちが、大学教授やプランナーに率いられてウンカのごとく押し寄せて、イベントが終われば去ってゆくものだとしたら、全く興味がない。

小泉教授の言葉で一番印象的だったのは「自分の周りの表現者たちは3.11以降、全員が変わってしまった。5%の人間が変われば、国全体が変わってゆく」という話。

来年になると、いままで誰も見たことのない美の国ニッポンが、常磐線沿線の町から始まるのかもしれない。

いや、始まらなければいけない。

そして、それは「美しい国」元総理の考える国とは、全くちがうものだろう。

来年以降のニッポンが楽しみになってきた。

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