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2011年11月19日 (土)

日本語の美しさ

今週ふとしたことから、カーペンターズの「青春の輝き」という曲が気に入ってしまい、ユーチューブで「青春の輝き」のいろんなバージョンを聴きまくっていたら、峠恵子という日本人女性がカレン・カーペンターそっくりに歌うビデオを見つけた。

歌唱力はすごいし、最初は面白いと思って聴いていたのだが、何だか物足りない感じがしてきた。

もう一度、カーペンターズに戻って、じっくり聴いてみると、少しだけわかったことがある。

峠恵子が歌う「青春の輝き」は「言葉の響き」があんまりきれいじゃないのだ。

カレンの歌は絶妙のタイミングで、ひとつひとつの言葉が紡ぎだされる。

ジャンルは違うけどチャーリー・パーカーのアドリブを聴いた時の心地よさに似ている。

カレンの歌う英語って、どうしてあんなにすうっと、心地よく耳に入ってくるんだろう。

ひとつひとつの言葉を大事に歌っているからなのだろうか。

そういやあ最初に買った洋楽のレコードって「スーパースター」とシカゴの「Questions 67 and 68 」だった。

それ以来、カーペンターズもシカゴもおさらばしていたけど、シカゴはともかく、カレンはすごい。

「青春の輝き」を、歌詞付きで聴いてください。

どうです。グッと来ましたか?

事実かどうか知らないが、恋愛をする暇もなかったカレンのことを思って、リチャードが作った曲だというエピソードまでついている。

テレサ・テンの日本語の歌も好きだけど、最高傑作といわれるアルバム『淡々幽情』を聴くと、テレサの中国語の歌が、段違いに美しいことを知った。

テレサによって、中国語って、こんな美しい言語だったかしらと、見直したこともあった。

それじゃあ、日本人の歌手で日本語を美しく聴かせてくれる人誰だろうと考えた。

それほど数多くの歌手を聴いているわけじゃないから、自分の主観でしか言えないが、大貫妙子はかなりいい線いってると思う。たとえばこんな曲。

大貫妙子が作曲家としてどうなのか、楽理のことは全くわからないので、なんとも言えないけど、天性のメロディメーカーとは思えないし、それほど器用な作曲家とは思えないが、作詞家として、歌手として、彼女ほど研鑽を積んだ人は少ないように思う。

年齢を重ねて美しい高音は失われたけれど、表現力はさらに深みを増している。

「美しい人よ」は15年以上前の録音だから、最近の録音を聴いてみたい。

坂本龍一のピアノと大貫妙子の歌だけのアルバム「UTAU」の「夏色の服」。

30年近い昔の、透き通ったような、美しい曲が、いぶし銀の美しさに変わって、よみがえっている。

今週、Amazonで注文した井上ひさしの『東京セブンローズ』が自宅に届いた。

占領軍によって、取り上げられそうになった日本語を守った物語だ。

美しい日本語が急に気になり始めた一週間だった。

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