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2011年11月12日 (土)

菜の花や月は東に日は西に

「日本では『日本にはソ連型の炉はないからチェルノブイリのような事故が起こることはありえない』などといって、いまだに原発推進に奔走している人々が少なくない。しかし、チェルノブイリのような核爆発を、あるいは、1979年にアメリカのスリーマイル・アイランド原発二号炉で起きた炉心融解を、日本の原発が引き起こす可能性を、現代科学は一度たりとも否定していないのである。

「経済大国」「技術立国」等々を語るのは、もちろん各人の自由だが、ただ一基の原発事故でさえ、日本経済をその根底から揺るがすことになりかねないという程度の認識は、常識としてもっておいていただきたいものだ。

廃炉の続出する時代になればますます金を食うであろう原発を、さらに増やすことで国富が増えるなどと信じている人がいることを信じたくないが、現実はそのような論理の下に、依然として原発推進は続行しているのである。」

「貿易摩擦の解消策は、半導体を含めて工業生産を減らしていくことしかない。当然、輸出は減る。だが、同時に農林水産物の輸入も減らせばいい。これまで衰退の一途だった農業や林業や漁業をもっと大切にするような経済構造に変えてゆけばよいのである。

つまり、輸出も輸入も減らすということであって、いわばゆるい鎖国の再評価が大切な時期になっているのである。」

バブル経済のさなかの1988年にダイヤモンド社から出版された室田武『天動説の経済学』の一節である。

四半世紀近くも前の本だけど、原発とTPP問題にゆれる今の日本にぴったり。

これほどの名著が、長い間絶版になっている。

古い本だから図書館でも処分されている可能性もある。

アマゾンなら安価で買えるようなので、ご興味のある方はぜひ。

経済学など勉強したことのない人でも抵抗なく読める、こなれた文体。

菜の花や月は東に日は西に 与謝蕪村

蕪村の句で始まる冒頭の一節も美しく。

心に響いたこの本を、いつの間にか忘れて過ごしてきた長い年月が悔しい。

3.11はそんなぼくの眠りを覚ましてくれた。

この本を眠ったまんまの野田くんに捧げよう。

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