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2011年10月 1日 (土)

「SIGHT」の秋号を読んでいたら

この二ヶ月ほど、ずっと野田争議に関連して、生前右翼の大物とか、フィクサーとか呼ばれた矢次一夫の本を熟読している。

近頃の保守派と称する人々と、矢次の見ている世界のレベルの差に、愕然とする。

晩年は右翼の大物だったかもしれないが、壮年期はむしろ稀代のトリックスターといったほうがぴったりくる。

わかりやすい例を挙げると、ゲゲゲの鬼太郎のねずみ男の上級バージョン。

誰の味方か、敵なのか、ときたまわかんなくなってしまうけれど、憎めない。

しかも視野が広くて、賢い。

家出をしてタコ部屋に入って、地獄の苦しみを味わって、大川周明との出会いが人生の転換点になって、右翼と左翼の中を取り持って、戦時体制を作るのに尽力して、最後はキングメーカーになったような人だから、まともな人生を歩んでいる人はかなわない。

そんな矢次が面白い事を書いている。『添田敬一郎伝』という本に載っている。

「添田さんの功績を論ずる人は別にあるだろう。ただ私の知る限りでは、大正八、九年頃からの、多難を極めた社会政策の確率期に、身を以て努力された功は大きいと思う。協調会の副会長であり、創立者の中心でもあった渋沢栄一氏に対してすら、当時の右翼は『赤』だといった位だし、」

なんと、日本資本主義の父渋沢栄一が「赤」?!

当時の右翼に笑止千万だけど、今の保守派も同じ、いやもっとレベルが低下しているような気がする。

原発に反対するだけで「赤」なんて、言われる。

福島であれだけ広大な国土が汚染されて、実質的に国土を失っている。

尖閣だの、竹島だののレベルではない、甚大な国土喪失だと思う。

ところが、原因を作った東電や保安院や自民党政府や、その他数えきれないほど、原発導入に奔走した人たちに対して、保守派から(嫌いな言葉だが)「国賊」だの「非国民」といった声が上がってこない。

彼らが本当は国土などどうでもよくて、外国と争って戦争を起こすネタを探しているにすぎないことが、よおおくわかる。

「SIGHT」の秋号を読んでいたら、内田樹と高橋源一郎の対談が載っていた。

保守派の財界人を批判する一方、天皇だけがリベラルで、国民のことを考えているなんて、書いている。

確かにもっともだけど、それって5.15や2.26のクーデターを起こした軍人と同じ発想じゃん。

それもまた危険。だけど、そんな意見が「SIGHT」に載る時代になってきた。

矢次一夫のような男が現れて、内田樹や高橋源一郎のような文化人と、田母神俊雄のような軍人が、くっついたらコワイ。

すごくコワイ。

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