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2011年9月12日 (月)

『いまだから読みたい本-3.11後の日本』を買った。

脱原発宣言に期待した経済産業大臣はマスコミの言葉狩りにあって辞任してしまったし、ストレスはたまる一方。

田中龍作ジャーナル

鉢呂発言でのマスコミ報道に抗議する

鉢呂氏辞任は脱原発議員に対するいじめにしか見えない

朝から取材したボイスレコーダーを聞きながら、原稿を起こして疲れた。

そこで、息抜きに、久しぶりに亀有に行った。

アリオ亀有にあるKIDDY LANDの本屋さんは、ぼくのお気に入りで、子供と一緒にいくらでも遊べる空間なのだ。

中央の小さなステージで4人編成のバンドが摩訶不思議な演奏を繰り広げている。

ベースがいないのに、ベースの音が聞こえ、4人では作り出せないようなサウンドが不思議だ。

真ん中で頑張っている人が弾いているのは、昔いったキング・クリムゾンのコンサートでトニー・レヴィンが使っていたスティックという楽器らしい。

まさか、KIDDY LANDでこんな演奏に接するとは思わなかった。

やるなあ。KIDDY LAND!

でも、一番うれしかったのは、『いまだから読みたい本-3.11後の日本』を買えたこと。

坂本龍一が中心になって作ったこの本は装丁が美しい。

黄色い帯はおまけで、帯なしの白い本が本体。

「心にひびいた言葉たち」と題したまえがきで坂本さんはこんなふうに書いている。

「地震や津波に対する流言飛語や風評、原発事故に対する嘘や隠蔽。すべては言葉の問題です。言葉と現実の間に起こっている事態の乖離がはなはだしくて、3・11前の言葉と自分の関係、言葉と現実の関係がくずれてしまった。3・11以前は言葉と現実は対応しているのだという前提のもとにみな毎日を過ごしていたのに、いまはそうではない。

一方でまた、心の空虚さを埋めるのも言葉だし、自分たちの抱く、この非力な感じを支えてくれるものも言葉です。人間とはつくづく言葉を食べて生きている動物なんだなという思いを強くしています」

最近、少し気がついたことがある。

人間には3・11で何かが変わってしまった人と、何にも変わらない人の二種類いるということ。

坂本さんが言っていること、すごくよくわかる。

浅学非才な日曜文筆家ゆえ、たいした文章を書いていたわけではないけれど、

以前はあんなに楽に書いていた随筆が書けない。

自分が紡ぎ出す言葉たちが上滑りして、宙を舞っている。

自分が信じていた、自明だと思っていた何かが、突然消えてしまった。

そして、その何かの正体がつかめず、暗闇の中を手探りで歩いているような状態が続いている。

これから読むこの本が、そんな状態を打開する何かのきっかけになってくれればいい。

そう願っている。

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