交流している団体のリンク

  • 流山市立博物館友の会
    ブログ主が所属する千葉県東葛飾地域で活動する文化団体。発足から50年近く郷土史の掘り起こしを中心に、様々な活動を展開している。
  • ダムダン空間工作所
    建築家石山修武氏が創設した建築設計事務所。那須のセルフビルドでは多大なご支援をいただきました。
  • 開拓工務店
    自宅のリフォームでDIY作業に協力してくれました。カナダで修行してきた棟梁のユニークな感性が光ります。
無料ブログはココログ
フォト

« 那須どうぶつ王国を応援したい。 | トップページ | 御霊たちに「イマジン」を »

2011年8月15日 (月)

「ポール・ポジション」が大嫌いだった。

先日参加したある会合で歌謡曲の話が出た。
歌謡曲には一家言あるけれど、世代が違う人達なので、話が通じるわけもなく
ニコニコして、話を聞いていた。
まえにジューシーフルーツのイリアの活動を紹介したことがある。
その時、イリアがいなければ森高千里もプリンセス・プリンセスも登場しなかったと書いた。
けれども、よおく考えると楽器を弾きながら歌をうたう女性の芸人にはながい歴史がある。
もしかすると人類の歴史とともに発生した職業かもしれないが、明治時代の樋口一葉『たけくらべ』を読んでも、ヒロインの美登利が吉原の町を流す女太夫に声をかけて連れてくる場面がある。
田中優子は著書『樋口一葉いやだと云ふ』の中で、幕末期に完成した喜田川守貞『守貞謾稿』を引用して、女太夫の姿を描く。
「女太夫は菅笠をかぶり、木綿の着物に木綿の帯の新しいものを身につけ、襟や袖口や襦袢や腰帯には絹の縮緬を使い、化粧をし、日和下駄を履き、木綿の手甲をつけ、なまめかしい姿で唄った」
浮世絵にも描かれた江戸の非人組織に所属する女性芸人だという女太夫は一般の人には縁遠い存在で、ミステリアスで、とにかく魅力的だ。
ぼくたちはアイドル歌手を軽く扱ってしまい、こむずかしい歌をうたう歌手を有り難がる傾向があるけれど、流行歌や歌手をよおく見てゆくと、名もない庶民の想像力がそこに込められていることがわかる。
いろんな歌手が登場して、その都度時代の変化を感じてきたのだけれど、今井美樹が登場したときは、自分の青春時代が終わったと感じた。
南沙織や山口百恵やピンクレディーといった同世代のアイドルたちが背負っていたそこはかとなく漂う悲しみを、完全に払拭したその輝きがまぶしかった。
のびやかな肢体と、透き通った歌声はそれまで見た歌手の誰とも違っていて、当時バブル経済華やかな陰で、パワハラに苦しむ会社員だったぼくは、反発すら感じた。
職場のあった渋谷の街かどで流れていた「ポール・ポジション」が大嫌いだった。
渋谷も今井美樹も「ポール・ポジション」も、全部キライだった。
だけど今は、素直にいい曲だなあと言える。
そういえば当時の今井美樹は女優の蒼井優に似ている。
「フラガール」以降蒼井優ファンのぼくは、いまやっと今井美樹の良さに気づいたのかもしれない。




« 那須どうぶつ王国を応援したい。 | トップページ | 御霊たちに「イマジン」を »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「ポール・ポジション」が大嫌いだった。:

« 那須どうぶつ王国を応援したい。 | トップページ | 御霊たちに「イマジン」を »

最近のトラックバック

最近のコメント

2024年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31