交流している団体のリンク

  • 流山市立博物館友の会
    ブログ主が所属する千葉県東葛飾地域で活動する文化団体。発足から50年近く郷土史の掘り起こしを中心に、様々な活動を展開している。
  • ダムダン空間工作所
    建築家石山修武氏が創設した建築設計事務所。那須のセルフビルドでは多大なご支援をいただきました。
  • 開拓工務店
    自宅のリフォームでDIY作業に協力してくれました。カナダで修行してきた棟梁のユニークな感性が光ります。
無料ブログはココログ
フォト

« 神田明神に行った | トップページ | 外はいい天気 »

2011年4月22日 (金)

下町のみっどないと・らんぶらーたち

ずいひつ「流星」の原稿はあと少しで脱稿するけど、原稿を書いているうちに、バブル景気さなかの89年の年末、店番をしていた東京の下町のコンビニエンスストアに、深夜になるとやって来る奇妙な人たちを思い出した。
冬の寒さをしのぐために、3箇所のコンビニを順ぐりに移動していたホームレスのおじさん。
何故か、いつでも股間をびっしょり濡らして、うつろな目で店内をうろうろするヤク中の若い女。
チンピラ風の若い男に連れられてやってくる東南アジア系の可愛らしい10代の少女たち。

そして、隣町の山谷の寄せ場で集められたのであろう、ニッカボッカー姿のたばこ臭い息をはく男たち。

かれらは数年後、バブル景気が終わると、ホームレスのおじさんになって、また店に戻ってきたのだろうか。

映画やテレビの中にしか存在しないと思っていた、そんな不思議な人たちを、毎日見続けていると、長いサラリーマン生活で作られた常識が通用しない世界があることを知った。
天井の安物のスピーカーから、ストーンズの「ギミーシェルター」が繰り返し、繰り返し流れる。
ミックが「シェルターをくれ、シェルターをくれ」って歌い、何とも言えない音色をもつキースのギターが切りこんでくる。
ファンと言えるほどストーンズが好きじゃなかったから、アルバムも2枚くらいしかもっていないけど、深夜の店内で、ゴム長がすぐにダメになるような強い薬を使って、グリストラップの清掃をしながら聴く「ギミーシェルター」にはすっかりやられた。
そして、「流星」に書くけど、ちょっとした事件があって、オレの心の中で何かが砕けた。
オレの80年代はその時、終わって、新しい自分を発見したような気がする。

そしてその時、彼らはオレと同じ世界の中で生きていることを痛感した。

「ギミーシェルター」が収められている「レット・イット・ブリード」というアルバムには「ミッドナイト・ランブラー」という曲もある。
下町の真夜中のランブラーたちは今でも生きているだろうか。
今夜は懐かしき東京下町のみっどないと・らんぶらーたちに幸多かれの祈りをこめて「ギミーシェルター」で終わろう。


« 神田明神に行った | トップページ | 外はいい天気 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 下町のみっどないと・らんぶらーたち:

« 神田明神に行った | トップページ | 外はいい天気 »

最近のトラックバック

最近のコメント

2024年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31