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2011年3月21日 (月)

激しい雨が降る

朝から放射能入りの強い雨が降っている。こんなときは、ボブ・ディランの歌「激しい雨が降る」が聞きたくなる。

キューバ危機の頃に発表された初期の名盤「フリーホイーリン」の代表曲。

おれが初めて聞いたのは、ジョージ・ハリスンが企画した映画「バングラデシュのコンサート」の時だった。

戦争や災害で荒らされた、荒涼とした風景を癒すような優しくて、力強い曲だった。

それにしても、一週間前と今とでは、目に見える風景が一変し、オレたちの心のありようも変わってしまった。

29年も前に発行された経済学者室田武の『水土の経済学』を再読する。

「私たちの生活をよりよいものにしていくには、従来のような石油浪費を改めて、石油消費を徐々に切り下げ、その反面で「薪」という言葉に象徴されるような水と土と太陽の恵みを活かす生活様式を確立していくことが一番である、ということである。」

ほんの一週間前まで、おれが酒を飲んで、こんなこんな話をしたとしても、飲んだ席の戯言、妄言に過ぎなかった。

でも今は、確信を持って語れる。

薪を取れる里山を守り、電力を浪費しないライフスタイルを確立してゆくことが、おれたちのミッションだってこと。

『水土の経済学』が出る数年前まで、明治生まれの祖父は、井戸水を汲んで、毎日裏山で拾ってきた薪で五右衛門風呂を沸かして、入浴していた。

明かりは裸電球ひとつだけ。

湯加減を聞いて、火の調節をするのは、子供の仕事だった。

助けあわなければ風呂ひとつ入れない時代だったけど、それって決して不便なだけではなく、ホントはものすごく幸せなことだってこと、今、確信した。

原発で作った電気も、地震で使えなくなるような都市ガスや水道も、そんな危なっかしいインフラがなくても生活できる。

「コミュニティ」なんて最近官僚がよく使う難しい言葉を知らなくても、町や村に住む人々が助けあう小さな世界がそこには実在していた。

30年以上前、オイルショックの時、今おきていることとよく似た騒ぎが起きて、世情が不安になり、父親たちの世代は不安定な石油に代わるエネルギー源として、原子力に活路を見出したのだろう。

時代はそこまで来ていなかった。

仕方なかろう。

でも、おれたちの世代は父親たちと同じ過ちを繰り返してはいけない。

「子どもたちの、子どもたちの、子どもたちに」バトンを渡さなければいけない。

手渡すバトンが放射能で汚染された水土では、百年の禍根を残す。

今こそ、仲間の叡智を結集して、自分の住んでいる地域で、「水と土と太陽の恵みを活かす生活様式」を、少しづつ実現してゆこう。

一挙に変化することなど無理だけど、百年後の子孫たちに感謝されるように。

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