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2010年8月12日 (木)

流山旧市街に見世蔵が甦った

この前、お会いした時に青木更吉先生が流山の旧市街に見世蔵というものが出来たと言っていたので、今日行ってきた。

流山市がバックアップしているプロジェクトで、運営はグローバルながれやまというNPOが受け持つという。

(内容は下手な説明より流山市の広報「見世蔵オープン」で見てください。)

僕は江戸時代末期に建てられた茨城県にある母の実家で生まれた。

主に東京で育ったけれど、一年のうち数ヶ月は、その家に預けられ、漁師の家の子供として暮らした。

今思えば、建具のひとつひとつまで、ほれぼれするほど美しい、江戸や明治の職人たちが作った家は、1970年、叔母夫婦の手であっさりと取り壊された。

叔母が悪いのではない。

人類の進歩と調和の大阪万博が開催された、そんな時代だった。

30歳を過ぎて、ウィリアム・モリスの古建築保存協会の活動を知った。

産業革命からまだ日の浅い19世紀のイギリスにそんな活動をしていた人物がいたことに驚愕した。

それから20年あまりの歳月が流れ、松戸の旧市街から江戸・明治の面影が失われてゆくことを残念に思い、それに対して何も出来ない(しない?)松戸市政を腹立たしく思っていたが、流山市がとうとうやってくれた。

3年前、有形登録文化財の指定をうけた新川屋さんを取材して、「東葛流山研究25号」に「流山をワクワクさせる商人たち」という論文を書いたが、その時に思ったのは、新川屋さん一店舗だけでは、なかなかブレイクスルーするのは難しい。この界隈にもっと人が集まれる場所が出来ればいいのにということ。

見世蔵は、そんな僕の積年の思いを実現するきっかけを作ってくれる場所のような気がする。

流山ではオープンガーデンの運動や、まちなみ会の活動、もちろん博物館友の会の活動など、町としてまとまった活動が展開される土壌がある。

人口が多い割に文化活動が低調な松戸とはひと味違う。

(ちなみに僕は松戸市内のある「まちづくりサークル」に入会希望したが、サラリーマンはお断りといわれ、流山市立博物館友の会に入会した。いまでは断ってくれたことに深く感謝しているけどね)

オーナーの寺田さん、グローバルながれやまの代表加藤さんや副代表横山さん、皆さんが熱い。

小さいけれど、新しい歴史の1ページを、自分たちが切り開いてゆくという熱い思いを感じる。

僕は下手な文章を書いたくらいで、大した貢献はしてこなかったから、サポーター登録してきた。

寛永寺に大叔父が眠り、上野の山を見ながら育ったから、明治新政府嫌いで、旧幕府軍にシンパシーを感じるけど、根が軟派な人間なので、武張った話は苦手だ。

だから新撰組で盛り上がる流山にはちょっと距離を置きたい気分もあったし、それより賑やかな時代の庶民の暮らしぶりをもっと知りたいと思った。

自分にこれからどれほどのことが出来るかわからないが、こんな形の活動なら大いに協力したい。

見世蔵があんまりよかったので、後回しになったけど、杜のアトリエ黎明で開催中の江戸川を撮った写真展も、ものすごくよかった。

見慣れた江戸川が撮り方次第で、あんな美しい表情を見せるとは、ちょっとびっくり。

作品を撮ったのは流山在住の現役のサラリーマンだということだが、非凡な才能の持ち主だとわかる。

人と人が出会うことで、マスメディアを通しては味わえない、新しい感動が生まれる。

だから、僕は今日も町をほっつき歩く。

蝙蝠傘もって。日和下駄のかわりにロックポート履いて。

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コメント

本当に流山の文化活動には頭が下がります。上に立つ人の頭が柔らかいから、次から次へとさまざまな活動が動き出す。それがまたうまい具合に動けるようにセッティングされている。歯車が合い始めると地方行政はうまく人や物を動かせるのですね。
私が知っているのは子供劇場と生涯学習センターだけですが、企画がとても面白い。市を超えて隣町で学ばせてもらい、ちょっと申し訳のないような気もしていますが
見世蔵、行ってみます。

necoさん、素晴らしいコメントをありがとうございます。
ちなみに見世蔵は明日からお盆休みらしいです。
HPがないし、僕は何日までお休みかよく見なかったから、電話してから行くといいと思います。
電話は080-4158-0133です。
サポーターになったらオーナーの寺田さんが書いたイラストのついた缶バッジをくれました。
寺田さんも絵心のある素敵なお茶やさんでした。

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