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2010年7月18日 (日)

盂蘭盆会の最中「藤田の乳白色」と出会った。

7月13日江戸東京の盂蘭盆会(うらぼんえ)の迎え盆の日、仕事を早めに切り上げて、八重洲のブリヂストン美術館に行った。

地方では旧暦のお盆が一般的だけど、江戸東京は新暦なのだ。

長沢利明『江戸東京歳時記』吉川弘文館によれば、この時期江戸東京では精霊たちが巷のそこかしこで、うごめいているという。

来年の盂蘭盆会まで自分が生きているという保証など何もない。

来年はこっちも精霊になってうごめいているかもしれないから、都心への定期券を持っている今のうちに何でも見てやろうと、美術館通いが続いている。

1600年に大分県に漂着したオランダ船リーフデ号の乗組員ヤン・ヨーステンにちなんで八重洲と名付けられたこの地にあるブリヂストン美術館には、オランダにちなんでというわけでもなかろうが、昔からレンブラントの絵があって、それを見たくて20年以上前に来たことがある。

その当時は1952年に建った京橋の「ブリヂストン本社ビル」の中にあったので、いまのビルは初めて。東京駅に近くて、とっても便利だ。

夜の美術館はひっそりとしている。

レンブラントもいいが、今回のお目当ては印象派だったので、モネの作品など、ゆったりと腰掛けて、見られるような配慮が気に入った。

モネは離れてゆっくり見ていると、絵が勝手に動き出すことを、西洋美術館で知ったからだ。

印象派以上に、目が釘付けになったのは、藤田嗣治の「猫のいる静物」という一枚の絵だった。

とうとう出会ってしまったという感じ。

先月、何となく林洋子『藤田嗣治 手しごとの家』集英社新書ヴィジュアル版という本にを古書店でみつけて、軽い胸騒ぎを覚えて、中身などまったく読まずに買ってしまった。

不思議な出会いっていうのは、そんな感じでいつも始まる。

さっき、たまたまテレビ東京で写真家マン・レイのことをやっていたので、見ていたら突然藤田の名前が出てきた。

『藤田嗣治 手しごとの家』を読むと、二人は親友で、写真のモデルになったキキという女性を藤田も描いていたという。

僕は何にも知らず藤田の絵の乳白色に惹かれたのだが、どうやら「藤田の乳白色」というのは有名だと、あとで知った。

次なる出会いを求めて、美術館通いはまだまだ続く。

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コメント

フジタホワイト、卵の殻を磨いたような白
これにちかい色を作って線で描く練習もしました。
先人の方法を真似することは簡単ですが、生み出すことは大変ですね。
でもまねできる色ではありませんでした・・・・
聖徳の特別展で何年か前にフジタを見ました。

jamamaさんコメントありがとうございます。
美術史について、ほとんど無知なので、それを逆手にとって、自分の感性だけを頼りに美術館めぐりをしています。
どんなジャンルでも先に本で勉強してしまいたくなるブッキッシュな人間なので、先入観を排除し、野性を取り戻したく。
こんな風にコメントで教えていただくのが、とてもうれしいです。
僕がjamamaさんの絵を好きなのも、どこかで感性を共有していってことでしょうかね。

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