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2010年2月 6日 (土)

金子勝『新・反グローバリズム』を読んで

金子勝『新・反グローバリズム』岩波現代文庫を読んだ。

経済学書など近年はほとんど読まなくなっているので、社会科学系の専門書を読むのはほんとに久しぶり。

本来経世済民の学であったはずの経済学が、経済学史に疎い一般の人に対して、何でも自由競争にすればすべてがうまくいくような時代遅れの幻想を与えて、現在の大不況と経済格差の時代を作り出し、真面目に働いてきた人たちを不幸のどん底に突き落とした罪は大きい。

この本を読んで、改めて思うのはコイズミ時代とそれに続く自民党政権の末期、アメリカのパパ・ブッシュならぬバカ・ブッシュにしっぽを振って、自分では何もクリエイトする能力のないホリエモンなんぞを持ち上げている間に、本来日本が進んでいた環境方面の技術で諸外国に遅れをとってしまったことが、痛い。

痛すぎることがわかる。

「失われた10年」が「失われた20年」になってしまったという。

自らの意志で政治に参加することを放棄して、視聴率さえとれればいいマスコミが作り出したコイズミ劇場なんぞに乗ってしまい、そんな連立与党に政権を与えていた自分たちが悪いのだ。

政治家は退屈な存在でいい。

庶民が心安らかに暮らせるように、目立たぬ場所で仕事してほしい。

政治家にカリスマ性など不必要で、へんてこりんなリーダーシップなど発揮されるのはまっぴらごめんだ。

若い頃すこしばかりかじった社会科学の泰斗マックス・ヴェーバーはカリスマ的支配という言葉を前近代的なマイナスイメージでとらえていた。

だからぼくもカリスマという言葉に、いまだに嫌悪感を覚える。

コイズミを熱狂して支持したような著名人たちが、こぞって小沢一郎を独裁者と呼び攻撃している様は異常で、滑稽で、特別な意図があるとしか思えない。

小沢一郎など好きでも嫌いでもないが、あの人たちにつぶされるのだけは断じて許せないから、ひそかに応援している。

小沢氏はさておき、札束を保管する金庫を持っていないぼくら貧乏な庶民に必要なのは、17世紀に地方分権のエコロジー国家を作り上げた江戸期の日本に学んで、地域固有の産業や文化を作り出してゆくこと。

それを地道にやってゆくより他に、この荒廃した国土と人心を立ち直らせる方法はないように思う。

楽しく、美しく、地域固有の文化を発見し、産業をつくり出してゆく。

400年前の父祖たちに出来たのに、ぼくたちに出来ないわけはない。

今年はそのために自分に何が出来るか、見極める重要な年になる。

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