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2010年1月23日 (土)

「グローバル・スタンダード」と「路地裏のユートピア」

先日、ちょっとびっくりするニュースが入ってきた。

山本鉱太郎先生の本を数多く出しているAという会社が、経営者がかわったとたんに、山本先生の本を溶解処理してしまったという。

もちろん、山本先生の本だけでなく、回転率の悪い在庫を処分したということであろう。

今、勤めている会社で経理責任者として、グローバル・スタンダードな経理基準という怪物と格闘しているので、なぜそんなことになったのか、聞かなくても理由はだいたいわかる。

それにしてもびっくりした。

経営の安定をはかって、うっかり大きな会社の傘下に入ってしまうと、グローバル・スタンダードという名前の資本家応援ルールが入ってきて、資本が経済どころか文化や社会一般まで壊すというモリスが一番恐れていた19世紀のイギリスのような事態が、21世紀の日本で始まる。

在庫があるからいつでも買えると思っていた本が出版会社の都合で消えてなくなる。

僕たちがそんな怪物に対抗するには、グローバル・スタンダードが入ってこられないくらい小さな路地裏の隠れ家を大きくしてゆくしかない。

長州出身の政治家が唱える国家主導の「美しい国」(昔のソ連や北朝鮮も同類だと思う)とやらも大嫌いだが、国家を越えたグローバル・スタンダードも困る。

まったく嫌な世の中になったもんだ。

一昨年の8月に書いた「日和下駄」の名文を再掲しよう。

「裏町を行こう、横道を歩もう。」

               永井荷風「日和下駄」 第二 淫祠より

先日自費出版した「ふるさと」も「路地裏のユートピア」について書いてある。もちろん、物理的な路地裏じゃなくてもいい。

グローバル・スタンダードの侵入を防ぐ砦を築くことが必要だということ。

そうしないと、怪物は知らぬ間に、善良な庶民の隣に居座って、あれこれ命令するんだよ。

みんな気をつけようね。

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