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2009年9月

2009年9月30日 (水)

期待以上の怪人だった原ゆたか

2週続けてオープンしたばかりの新三郷ららぽーとに行った。

上りと下りのホームがすごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーく離れていた(確か世界一か東洋一だったはず)何もない新三郷駅の変貌ぶりは驚くばかり。

三郷ではけっこう顔が広かったので、あの辺をぶらぶらしていると、どこへいっても必ず知り合いに会ったものだが(それくらいへんぴな町だった)、そんな新三郷は、夢のまた夢。

こんなの僕の町じゃない。5年前に松戸に引っ越して来てよかったと思った。

ところで、ららぽーとに行ったのは他でもない。

本屋で開催された原ゆたかのサイン会が目当てで、娘が「かいけつゾロリシリーズ」のファンなので、サイン会の整理券をもらっていたのだ。

で、肝心の原ゆたかは、期待以上の怪人ぶりで、魅力的な人だった。

まだ6歳の娘と正面から向き合って、自作の解説をしてくれ、本の楽しみ方を教え、イラスト入りのサインと、オモチャをくれた。

その間、一人10分近く時間をかけて、一生懸命話をしてくれる。

純真無垢な子供たちが感動しないわけがない。

多分、サインをもらった子供たちは一生原ゆたかのファンだろうな。

荷風作品以外、あまり小説を読まないので、好きな作家もなく、よく大型書店でやっている小説家のサイン会って、行ったことないけど、原ゆたかくらい真摯な態度で、読者と向き合っている人っているのだろうか。

一番わかりやすくて、人気のある本を書いている作家が、こんな姿勢で読者と接したら、どんな作家も彼に追いつけないだろう。

ポプラ社の本と原ゆたかは売れるべくして、売れていると、改めて敬服した次第。

本が売れないと嘆く前に、他の作家や出版社はここまでやっているのだろうか。

原ゆたかに生き方のヒントをもらった気がした。

2009年9月26日 (土)

おいしい和菓子が食べたい

久しぶりに早朝散歩をした。

大金平橋を越えて鰭ヶ崎からプロフィール写真にある横須賀橋までぐるっと歩いて、約2キロ。

愛犬ハニーが小金城址に越した頃からめっきり歩かなくなったので、早朝の散歩など、三郷に住んでいた頃以来だ。

いつも夕日ばかり見ていたので、普段と違う方向から太陽光があたる町並みは、ちょいと不思議な感じでいいな。

ところでこの前、日本堤の珈琲屋バッハに行ってから、おいしいコーヒーが飲みたくなったんで、三鷹のまほろばという豆やさんで、豆を買ってきてコーヒーを楽しんでいる。

そんなことをしていると、他の飲み物にも興味が復活して、おいしいお茶が飲みたくなり、日本茶カフェとかいうへんてこりんな業態のお店(何で茶店じゃいけないのかわからぬ)があるというので、本屋でその手の本を見ているうちに、発見したことがある。

オレって「和菓子が好きなんだ」ということ。

日本茶のソムリエだの、なんだのかんだのって、あんまりしゃちほこばって日本茶のうんちくとか、文化とか言われても、しらけるだけだ。

お茶の本なんて、岡倉天心の「茶の本」くらいで十分だよ。

ほんのすこしだけお茶の勉強をしたことがあるけど、千利休だなんだ、わびだの、さびだのどんどん怪しげな、家元ワールドっぽい世界か、禅の思想がなんだのかんだのって哲学っぽい世界に入るのが嫌いだ。

(ちなみに千利休なんて赤瀬川原平の岩波新書くらいで十分だよ)

亡くなった日本酒プロデューサー関矢健二さんがよく言っていた。

お酒は料理をおいしくするための名脇役でいいんだ。

主役になっちゃいけないんだと。

美酒創造をライフワークにした関矢さんだからこそ言える言葉だと思うが、お茶だっておいしい和菓子があって成り立つ世界があるんじゃないのって、思う。

ああ、和菓子が食べたい。

それも上方の上品なやつじゃなくって、東京和菓子。

千住の槍かけ団子や、人形町の柳屋の鯛焼きとか、上野のうさぎやのどら焼きとか、護国寺の群林堂の豆大福、とかそんなやつ。

このへんなら上本郷の大門岡埜のういろうみたいなやつがおいしかった。

ケーキはカミさんの実家の近所のヨコヤマっていうケーキ屋さんがピカイチだと思うけど、毎日食べようとは思わない。

おいしい和菓子を毎日食べたい。

だれか教えて下さい。

2009年9月23日 (水)

「路地裏のユートピア」脱稿

五連休を利用して、久々に長い原稿を書いていたので、ブログの更新が出来なかった。

流星用の作品に続いて、我が「ふるさと」根岸に言及した作品。

この三・四年書きためた未発表原稿を利用して書いたので、昭和三十年代の根岸(というか東京下町)に関しては集大成といえる(エッセイではなく)生活誌が出来あがったと思うので、うれしい。

この作品は有志で作る「ふるさと」という本の中に掲載されて、製本して世に送り出されるので、余計に力が入りました。

ららぽーと新三郷や、葛飾新宿のプレイパークに行ったりしたので、書きたいこと、報告したいことはいっぱいあるけど、今夜は「路地裏のユートピア」脱稿の余韻にひたっていたいから、これでおしまいにします。

2009年9月12日 (土)

コーヒーの巨匠たち

十数年前のこと、友達に連れられて、両国にあるコーヒー屋に足繁く通ったことがある。

そこには、宇野さんというおじいさんがいて、コーヒーのあれこれを基本から教えてくれた。

宇野さんはコーヒー業界では、ちょっとした有名人で、業界紙にも寄稿してるような人だったらしいが、詳しいことはしらない。

とにかく、宇野さんが焙煎して、飲ませてくれるコーヒーは今まで自分が知っていたコーヒーとは全く違う飲み物で、それまでコーヒーなど美味いと思ったことのなかった私が、それ以来大のコーヒー好きになった。

最近、風の便りでその宇野さんも亡くなったと聞いた。

事情があって、宇野さんの所に行かなくなって、宇野さんがいれてくれたようなコーヒーを探していたら、数年前に日本堤(山谷)のバッハというコーヒー屋に出会い、その味に魅せられて、たまに足を運ぶようになった。

このまえ、たまたま吉祥寺のブックオフで嶋中労「コーヒーに憑かれた男たち」中公文庫があったので、買って読んでみるとめっぽう面白い本だった。

御三家のひとりとして、バッハの代表田口さんのことも紹介してあるが、マニアックな内容で、途中で飽きるかもしれないと思ったのに、一気に読んでしまった。

この著者の取材力と筆力には舌を巻く。

コーヒーを通して、その向こうにいる人間を描く筆致が見事だ。

そして、この本は身近なコーヒーを通して文明批評という地点まで到達している。

ああ、おいしいコーヒーが飲みたい。

とりあえず、ピーアールです。

今週はいろいろあって、ろくすっぽ寝る時間もなくて、もうぼろぼろ。

それでも、「流星」用のエッセイが完成して、ちょっと一息つけた。

もう一本友の会用の原稿もあって、それもなんとか終わらせた。

毎日帰宅が22時で、一週間に原稿2本はつらい。

つらいんだけど発表する場を与えていただいてることに、感謝しなくちゃいけない。

辻野やよいさん、ありがとう。

依頼してくれる人がいるから、書けるんだから。

「流星」用のエッセイは自分としては、実験作。

一見今まで「流星」に書いた作品と変わらない世界を描いているように見えるかもしれないけど、実は全然ちがうの。

たった3ページ小品の中に多くの仕掛けを、こそっと配置してある。

もしかするとこの作品で、いままで迷いがちだった文芸に臨む自分の立ち位置というか、座標軸とでもいうべきなのか、自分の書くべき小説世界を発見してしまったのかもしれない。

そういう意味で記念碑的作品になった。

なあんて、大上段にふりかぶってしまったが、作品の出来映えとしては、どうだかわかんないよ。

読み手を裏切る作品だからね。

大根役者が自分で芸談やるのも野暮だから、このくらいで終わりにしよう。

とにかく、10月に発売になるようだから、「流星」買ってあげて下さいね。

とりあえず、ピーアールです。

2009年9月 6日 (日)

ザ・ウェイト

昨日息子が出て行った。

大学時代も下宿していたので、一時的に実家に戻ってきたのだが、今回の旅立ちは完全なる独立で、おそらく二度と親子で同居することもないと思うと、少々感慨もある。

早朝、犬の散歩をしていたら、頭の中で、いつものようにあの曲が始まった。

自分の中で何かが新しく始まるときは、いつもこの曲だ。

「ザ・ウェイト」

映画「イージー・ライダー」の挿入曲。

ザ・バンドという自分にとって唯一無二のロックバンドの代表曲。

「重荷をおろせよ。」

「自由になれよ。」

この歌詞が、今の自分のことを歌っているようで、心にしみる。

23年間も一緒にいた息子がいなくなるのに、寂しくないわけはない。

でも、巣立ってゆく若鳥を見て、自分の仕事が終わったことに、ささやかな満足感も感じる。

同時に、山あり谷ありの激しかった夏が終わり、人生の秋が始まったことを実感する。

そんな複雑な気分の2009年9月が始まった。

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