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2009年8月22日 (土)

前川國男の建築に思う

デンゾーさんのブログで前川國男のことをコメントしたら、さっき東京12チャンネルTVの番組で前川國男の特集をやっていた。

個人的に思い出すのは、昭和36年に出来た前川國男の作品である上野の東京文化会館という真新しい建物で、当時通っていた日暮里のヤマハ音楽教室のオルガン発表会をやったことだ。

音楽の才能が皆無なので、演奏中も気が散って、間違えてばかりだった。そうなると、つまらないオルガンの演奏などどうでもよく、集団の中にあって、一人だけ演奏をやめてしまい、会場内をキョロキョロ見回した。

着飾った聴衆と、美しい建築。コンクリートの白が目にまばゆい。

あまりにも、あまりにも、本当にあまりにも素敵な空間だった。

今は大好きだが、当時は自分が住んでいる空襲で焼け残った古い根岸の町が消えてなくなればいいと思ったくらいだ。

一生のこんな場所で暮らせたらいいのにって、思った。

だからいまだにオルガンは弾けないが、そのかわり建築が大好きになった。

親がそんな自分の指向性に気づいてくれれば、経済学部を卒業して、つまらぬ勤め人になる人生とは、もうちょっと違った人生もあったのかもしれないが、もう手遅れである。

それでも、何人かの建築家と親しくなり、いろんな経験を出来たことは、自分の財産になっている。

それにしても前川國男の建築はいいな。

奇をてらわず、そして垢抜けていて、ハイセンスだ。

自分の中では戦後の一番いい時代は、前川國男の建築と小津安二郎の映画が、象徴している。

財力に関係なく、品のいい庶民がいた時代。

希望に満ちていた日本が若かった時代。

そんな黄金の日々を文芸作品にしよう。

自分のユートピアン・ロマンスを描いてみよう。

オリンピックで壊される前の古い東京を知らない、若い人に読んでもらえるように。

いま、そんなことを考えている。

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