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2008年8月 3日 (日)

日本に水土を取り戻そう

暑い日だった。

犬の散歩に出ると、あんまり暑いので、アスファルトの地面に手のひらを押しつけてみた。正確な温度はわからないが、数秒間手をつけているだけで、火傷しそうになり、あわてて手を離した。

いくら人間と違い裸足で歩く動物とはいえ、これではたまらない。

早々と犬を連れて帰り、一人で散歩に出た。

試みに近所の緑地に行って、土の地面に手のひらを押しつけると、ほんのり暖かく、気持ちいいので、いつまでもそうしていたかった。

ところで、昭和40年代の初め頃までは、日本中どこもかしこもアスファルト舗装した道ばかりではなかった。

東京23区内でも頻繁に車の通る大通り以外は土や砂利の道が多く、少し雨が降るとあちこちに水たまりが出来て、下駄や長靴の出番になった。

子供だった自分が知らないうちに、どんな小さな道でも舗装することが日本社会で金科玉条の至上命題になり、僕が小学生だった昭和40年代前半、町にはいつもロードローラーが動いていた。こうしていつの間にか日本中の道が舗装され、下駄や長靴の出番はなくなった。

生け垣やコスモスが美しい新坂川沿いの小径ですら、ごらんの通りである。歩行者などいるわけないとばかりに疾走してくるバイクや自転車により、この小径で僕は何度も轢かれそうになっている。

地球温暖化といったレベルの話とは、別の次元であろうが、これだけ国土が舗装され、地表から熱を発するようになれば、夏場の体感温度が上がるのは当たり前であろう。

例の道路特定財源を使って、舗装を剥がしてくれれば、エアコンで使うエネルギーも減って、一石二鳥じゃないかと思うのだが、素人の夢想だろうか。

室田武「水土の経済学」によれば江戸時代、風土よりも水土という概念にもとづいて、治山・治水施策を展開した。

ところが、明治の新政府はイギリスをお手本に石炭文明・石油文明の道を歩み、今日では薪炭を家庭用燃料とする人の数は激減、山村でも石油やプロパンガスを利用するようになり、雑木林を大切にする習慣がうすれたと言う。

江戸時代の知的遺産を否定することばかりやってきた、明治以降の政府は、この原油高をいい機会に、顔を洗って出直してこいと言いたい。

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